歯科医院のSNS集客|Instagram・YouTubeで信頼を集める動画ネタと医療広告ガイドラインの注意点
どうも、こんにちは!ロボットしずくです。「令和の虎」に志願者として出演し、オール達成をいただいた、株式会社RPGエンターテイメントの社長です。これまで個人のアカウントは200人以上、企業のアカウントは100社以上を見てきて、初めての投稿でも100万再生を連発。そんなバズる動画を制作してきました。
「SNSを始めたいけれど、医療機関だから何を載せていいのか不安」という歯科医院は多いと思います。歯科医院のSNSには、ほかの業種にはない医療広告のルールがあるからです。この記事では、厚生労働省の資料をもとにルールの考え方を押さえたうえで、来院前の不安を減らし、信頼を集めるSNSの使い方をまとめます。
歯科医院こそSNSで「行きやすさ」を伝えたい
厚生労働省の医療施設動態調査によると、全国の歯科診療所は6万5千施設以上あります(令和7年4月末時点)。身近な場所にいくつも歯科医院がある中で、患者さんは「どの医院に行こうか」を比べて選んでいます。
歯医者さんに行く前、多くの人は「痛いのかな」「どれくらい通うんだろう」「先生はどんな人だろう」と不安を感じています。私は、その不安を少しずつ減らしてあげられるのが、医院の雰囲気や人柄が伝わる動画のSNSだと考えています。受付の明るさ、院内の清潔さ、先生やスタッフの話し方は、短い縦型動画でも十分に伝わります。
ただし、歯科医院のSNSは「医療広告」として扱われることがあります。ここを知らずに投稿してしまうと、思わぬトラブルにつながりかねません。まずはルールの考え方から見ていきましょう。
まず知っておきたい医療広告のルール
医療機関の広告は医療法で規制されています。2018年6月施行の改正で、規制の対象は「広告その他の医療を受ける者を誘引するための手段としての表示」に広がり、医療機関のウェブサイトなども対象になりました。
どんな表示が広告にあたるかについて、香川県の案内では次の2つをどちらも満たすものが医療広告とされています。
- 誘引性:患者の受診などを誘引する意図があること
- 特定性:医師・歯科医師の氏名や、病院・診療所の名称が特定できること
厚生労働省の「医療広告規制におけるウェブサイト等の事例解説書(第6版)」では、ウェブサイトやバナー広告に加えて、医療機関の公式アカウントを含むSNSや動画、スタッフブログなども取り上げられています。医院名を出して来院を呼びかけるSNS投稿は、広告として扱われる可能性が高いと考えておくのが安全です。
また、医療広告は広告できる事項が限られていて、それ以外は原則として広告できないという考え方がとられています。ルールの全体像は、厚生労働省の「医療広告等ガイドライン」やQ&Aで確認できます。
SNSで特に気をつけたい表現と写真
事例解説書には、広告してはいけないものが具体的に挙げられています。投稿文や動画のテロップを作るときに、特に気をつけたいのは次のようなものです。
- 虚偽の表現:医学上あり得ない「絶対安全」のような表現
- 誇大な表現:嘘ではなくても、事実を大げさに見せたり、誤解させたりする表現
- ほかの医院より優れているという表現:比較して優良だとうたうことや、最上級を意味する表現
- 体験談:治療の内容や効果についての患者さんの主観的な体験談。スタッフが書いた体験談や、口コミサイトからの転載も対象とされています
- 治療前後の写真(ビフォーアフター):誤認させるおそれのある写真は認められません
ビフォーアフター写真は、治療内容や費用など通常必要とされる事項について詳しい説明を付けた場合は、この禁止にあたらないとされています。ただし、説明をリンク先にだけ載せるのは認められないとされているので、SNSで使うときは特に注意が必要です。自由診療をホームページで詳しく紹介する場合も、治療の内容や費用、主なリスク・副作用などの情報をあわせて載せることが求められます。
厚生労働省は「医療機関ネットパトロール」の通報フォームも設けていて、うそや大げさな表示についての情報を受け付けています。口コミの依頼やインフルエンサーへの依頼には、景品表示法のステマ規制もかかわるので、ステマ規制の解説もあわせて確認しておくと安心です。
ルールを守りながら信頼を集める動画ネタ
「それなら何を投稿すればいいの?」と思うかもしれません。私は、治療の効果をアピールするのではなく、来院前の不安を減らす情報を届けることを軸にするのがいいと考えています。たとえば次のようなネタです。
- 初診の流れ:予約の取り方、受付から会計までの流れ、持ち物
- 院内ツアー:入口、待合室、診療室、キッズスペースなど、初めての人が気になる場所
- 診療時間・アクセス:駐車場の場所、駅からの道順、休診日
- 予防の豆知識:歯みがきや定期健診の大切さなど、歯科医師会などの公的な情報をもとにした解説
- よくある質問:「子どもは何歳から?」「予約の変更は?」など、受付でよく聞かれること
- スタッフの日常:朝の準備、季節の飾りつけ、地域のイベントへの参加など
冒頭で紹介した動画は、東京都歯科医師会の公式チャンネル「東京都歯科医師会 広報」で公開されている「日歯8020テレビ」の1本です。タイトルのとおり「ホワイトニングは歯医者さんで」というテーマで、歯の話題を身近に届けています。こうした団体の発信も参考にしながら、正確な情報をやさしく伝える動画は、見る人の安心につながると思います。業種は違いますが、同じく広告のルールがある整骨院・整体院のSNS集客の考え方も参考になります。
続けるための運用のコツ
歯科医院は診療で毎日忙しく、SNSが後回しになりがちです。無理なく続けるには、仕組みを先に作っておくことが大切です。
- 投稿前のチェック表を作る:「絶対」「No.1」「日本一」など、使わない言葉を院内で決めておく
- 撮影は診療時間外にまとめる:月に一度、数本分をまとめて撮る
- 映り込みに気をつける:患者さんの顔、カルテやモニターの画面、名前が映らないようにする。患者さんに出演してもらう場合は必ず本人の同意をもらう
- 型を決める:「よくある質問を1つ出す→答える→予約方法を伝える」のように流れを固定する
- 同じ動画を使い回す:InstagramのリールやYouTubeショート、TikTokに展開する
SNSの機能やガイドラインの内容、行政の運用は変更されることがあるため、最新の公式情報を確認してください。
私たち「あなたの運用代行」では、企画・撮影・編集・投稿・分析まで、TikTok・YouTube・Instagram・Threads・XのSNS運用をまとめてお手伝いしています。「令和の虎」の虎の皆さまや塚田農場など50社以上の運用実績があり、料金は動画10本で30万円(税込)、初期費用はキャンペーン中につき0円です。再生数や売上を保証するものではありませんが、ルールを意識しながら医院の雰囲気が伝わる動画づくりを一緒に考えます。
- 厚生労働省「医療広告規制におけるウェブサイト等の事例解説書(第6版)」
- 厚生労働省「医療法における病院等の広告規制について」
- 香川県「広告規制について(医療機関、施術所)」
- 厚生労働省「医療施設動態調査」結果の概要
- 東京都歯科医師会 広報(YouTube公式チャンネル)
※数字や順位は、各記事・発表の時点のものです。曲名・アーティスト名は各権利者のものです。





