SNSアカウントの乗っ取り対策|企業・お店が今すぐやるべき二段階認証とパスワード管理、もしもの時の対応



どうも、こんにちは!ロボットしずくです。「令和の虎」に志願者として出演し、オール達成をいただいた、株式会社RPGエンターテイメントの社長です。これまで個人のアカウントは200人以上、企業のアカウントは100社以上を見てきて、初めての投稿でも100万再生を連発。そんなバズる動画を制作してきました。
SNSを頑張って育てても、ある日アカウントに入れなくなったら、それまでの積み重ねが一気に危うくなります。しかも企業やお店のアカウントが乗っ取られると、お客さまに偽のメッセージが届くなど、フォロワーにまで迷惑がかかるおそれがあります。この記事では、各SNSや公的機関の公式情報をもとに、今日からできる乗っ取り対策と、もしもの時の動き方をまとめました。
企業アカウントの乗っ取りは「他人事」ではない
情報処理推進機構(IPA)が2026年1月29日に公開した「情報セキュリティ10大脅威 2026」では、個人に向けた脅威として「インターネット上のサービスへの不正ログイン」や「フィッシングによる個人情報等の詐取」、「メールやSNS等を使った脅迫・詐欺の手口による金銭要求」などが挙げられています(個人編は順位をつけず五十音順で紹介されています)。
SNSのアカウントも、こうした不正ログインやフィッシングの対象になりえます。企業やお店のアカウントは、担当者が個人のスマホでログインしていたり、複数の人でパスワードを共有していたりと、個人のアカウントより管理があいまいになりがちです。私は、フォロワーが多いアカウントほど「守り」も運用の一部だと考えています。
乗っ取られると、勝手に投稿される、フォロワーに偽のDMが送られる、プロフィールを書き換えられるといったことが起こりえます。お客さまからすると、それが本当に会社の発信なのかは見分けがつきません。だからこそ、起きる前の準備が大切です。上の動画は、北海道警察やIPAなどが公開している乗っ取りへの注意を呼びかける公式動画です。短いので、担当者みんなで一度見ておくのもおすすめです。
いちばん大切なのは二段階認証
まずやってほしいのが二段階認証(2要素認証)の設定です。パスワードに加えて、スマホに届くコードや認証アプリのコードなどを入力しないとログインできないようにする仕組みで、パスワードが漏れてしまっても、すぐには入られにくくなります。
- Instagram:Metaの日本語の公式ブログ「Instagramを安心・安全に保つために」では、二段階認証がアカウントを守るための手段として強くすすめられていて、認証アプリや電話番号を使って設定できると案内されています。
- X:ヘルプセンターでは、2要素認証の方法として「ショートメール」「認証アプリ」「セキュリティキー」の3つから選べると案内されています。
- TikTok:TikTok For Businessのヘルプでは、ログインのたびに追加の確認を求める2段階認証をオンにすること、安全なメールアドレスと電話番号を登録しておくことがすすめられています。
設定の場所や選べる方法は、アプリのアップデートなどで変更されることがあるため、最新の公式情報を確認してください。社内で運用しているSNSが複数あるなら、すべてのアカウントで設定できているか一覧にしてチェックしておくと安心です。
パスワードと担当者の管理ルールを決める
二段階認証と同じくらい大切なのが、パスワードの扱い方です。TikTok For Businessのヘルプでは、数字・文字・記号を組み合わせたパスワードにすること、ほかのサービスと同じパスワードを使い回さないことがすすめられています。
そのうえで、企業アカウントでは次のような社内ルールを決めておくのがおすすめです。
- 登録メールアドレスは会社で管理できるものに:担当者個人のアドレスだと、退職や異動で連絡が取れなくなることがあります
- ログインできる人を把握しておく:誰が、どの端末でログインしているのかを一覧にしておきます
- 担当者が替わったらパスワードを変える:退職・異動・外注先の変更のタイミングで見直します
- パスワードをチャットやメモに書かない:共有が必要なときは、社内で決めた安全な方法を使います
- 連携アプリを定期的に見直す:もう使っていない外部サービスとの連携は外しておきます
外部の会社に運用をお願いする場合も同じです。どこまでの権限を渡すのか、契約が終わったらどうするのかを、依頼前に決めておきましょう。依頼先の選び方はSNS運用代行とは?料金相場の考え方と失敗しない選び方でもまとめています。
「偽の通知」にだまされないために
乗っ取りのきっかけとして気をつけたいのが、本物そっくりのメッセージでログイン情報を入力させようとするフィッシングです。「アカウントが停止されます」「認証バッジを付けられます」「著作権の侵害が報告されました」など、あせらせる言葉でリンクを開かせようとするものには特に注意が必要です。
Metaの公式ブログ「Instagramを安心・安全に保つために」では、Instagramがダイレクトメッセージで利用者に連絡することはないと説明されていて、Instagramからの正式な連絡はアプリの設定にある「Instagramからのメール」で確認できると案内されています。こうした案内の場所は変更されることがあるため、最新の公式情報を確認してください。
- DMやメールのリンクからログインしない(アプリや公式サイトを自分で開く)
- 差出人や送信元のアカウントが本物かを確かめる
- 「今すぐ」「24時間以内に」など、急がせる言葉が出たら一度手を止める
- あやしいメッセージは、各SNSの報告機能で報告する
もし乗っ取られたら:落ち着いて初動を
どれだけ気をつけていても、被害をゼロにはできません。だからこそ、「もしもの時に誰が何をするか」を先に決めておくことが大切です。
- まだログインできるなら、すぐにパスワードを変える:Metaの公式ブログでは、ログインアクティビティから心当たりのないログインを確認し、ログアウトさせられることも紹介されています
- ログインできないなら、各SNSの公式ヘルプの手順でアカウントの回復を申請する:TikTok For Businessのヘルプでは、アカウントが侵害された場合は調査のあいだアカウントが停止され、サポートなどに連絡するよう案内されています
- ほかのSNSや公式サイトでお知らせする:「現在アカウントに不正なログインがあり、DMなどは開かないでください」と、お客さまに注意を呼びかけます
- 回復したら原因を振り返る:二段階認証、パスワード、連携アプリ、ログインしていた端末を見直します
お客さまへのお知らせの出し方は、炎上したときの対応とも共通する部分があります。企業SNSの炎上対策もあわせて読んで、社内の連絡ルートを決めておくと安心です。
私たち「あなたの運用代行」では、TikTok・YouTube・Instagram・Threads・Xの運用を、企画・撮影・編集・投稿・分析までまとめてお手伝いしています。「令和の虎」の虎の皆さまや塚田農場など50社以上の運用実績があり、料金は動画10本で30万円(税込)、初期費用はキャンペーン中につき0円です。再生数や売上を保証するものではありませんが、「育てたアカウントを安心して続けたい」という会社やお店の発信を、日々の運用からお手伝いします。
- 情報処理推進機構(IPA)「情報セキュリティ10大脅威 2026」
- Meta 公式ブログ「Instagramを安心・安全に保つために」(2021年7月14日)
- Xヘルプセンター(2要素認証について)
- TikTok For Business ヘルプ「Best practices for securing your account」
- 北海道警察公式チャンネル(YouTube)「60秒で学ぶサイバーセキュリティ!アカウント乗っ取り編」
- IPA Channel(YouTube)「デモで知る!スマートフォン乗っ取りの脅威と対策」
※数字や順位は、各記事・発表の時点のものです。曲名・アーティスト名は各権利者のものです。




