Instagramのトライアルリールとは|フォロワー以外に試し投稿して企業アカウントの“当たり企画”を見つける使い方


どうも、こんにちは!ロボットしずくです。「令和の虎」に志願者として出演し、オール達成をいただいた、株式会社RPGエンターテイメントの社長です。これまで個人のアカウントは200人以上、企業のアカウントは100社以上を見てきて、初めての投稿でも100万再生を連発。そんなバズる動画を制作してきました。
「新しい企画を試したいけれど、フォロワーさんの反応が悪かったら怖い」「いつもと違う雰囲気の動画を出して、アカウントの印象が崩れないか心配」──企業のSNS担当者さんから、こんな声をよく聞きます。そんなときに使えるのが、Instagramのトライアルリールです。この記事では、公式の発表をもとに仕組みと使い方を整理し、企業アカウントが“当たり企画”を見つけるためのテストのやり方をまとめます。あわせて、YouTubeのタイトル・サムネイルのA/Bテストも紹介します。
トライアルリールとは?公式発表でわかる基本の仕組み
トライアルリールは、Instagramが2024年12月10日に発表したクリエイター向けの機能です。Metaのニュースルームやクリエイター向け公式サイト「Instagram for Creators」では、次のように説明されています。
- リールをいつもどおり作り、シェアする前に「トライアル」のスイッチをオンにする
- トライアルリールは、まずフォロワー以外の人に表示される
- フォロワーのフィードやリールタブ、自分のプロフィールのグリッドやリールタブには表示されない(あとで「全員にシェア」した場合を除く)
- トライアルであることがわかるのは投稿した本人だけ
- ただし、DMで共有された場合や、同じ音源・場所・エフェクトのリールをまとめたページなどでは、フォロワーの目に触れることもある
つまり、いつものフォロワーさんに見せる前に、まだ自分を知らない人の反応を確かめられる仕組みです。上の1本目の動画は、SNS管理ツールを提供するMetricoolの公式チャンネルが、トライアルリールの使い方を紹介したものです。対象となるアカウントの条件はInstagramのヘルプセンターで案内されています。機能や条件は変更されることがあるため、最新の公式情報を確認してください。
企業アカウントがトライアルリールを使うメリット
私は、トライアルリールは個人のクリエイターだけでなく、企業アカウントにこそ役立つ機能だと考えています。理由は3つあります。
- アカウントの世界観を崩さずに挑戦できる。企業アカウントは、ブランドのイメージを大切にしたいもの。トライアルなら、いつもと違う企画を試しても、プロフィールのグリッドに並ぶのは結果がよかったものだけにできます。
- 「新しいお客さま」の反応がわかる。フォロワーさんはすでにファンなので、反応が甘めに出ることもあります。まだ会社を知らない人にどう受け取られるかは、新規のお客さまを増やしたい企業にとって一番知りたい情報です。
- 社内の議論を数字で終わらせられる。「この企画はウケるのか」という社内の意見の違いは、実際に出してみた結果で判断するのが一番の近道です。
トライアルリールの使い方と結果の見方
公式の説明をもとに、流れを整理します。
- リールを作る:撮影・編集はいつものリールと同じです。
- 「トライアル」をオンにしてシェア:シェアする前の画面でスイッチを切り替えます。
- 約24時間後に結果を見る:再生数、いいね、コメント、シェアの数を、リールの画面から確認できます。これまでのトライアルと比べた結果も見られるとされています。
- 全員にシェアするかを決める:結果がよければ「全員にシェア」を押すと、フォロワーにも届き、プロフィールのグリッドにも並びます。
もうひとつ便利なのが、自動シェアの設定です。トライアルを作るときに、最初の72時間の再生数をもとにパフォーマンスがよいとInstagramが判断した場合、自動でフォロワーにシェアするよう設定できます。この設定はいつでも変更できると説明されています。
結果を見るときは、再生数だけで判断しないことが大切です。シェアやコメントが多いリールは、内容が「人に教えたくなる」「話したくなる」ものになっている可能性があります。数字の見方はSNS分析(インサイト)の見方でも詳しく書いています。
何をテストする?企業向けのテストの考え方
トライアルリールで成果を出すコツは、1回のテストで変えるのは1か所だけにすることです。いくつも同時に変えると、何が効いたのかがわからなくなります。企業アカウントで試しやすいテストの例を挙げます。
- 冒頭のつかみ:同じ内容で、最初の一言やテロップだけを変える
- 出る人:社長が話す版と、スタッフが話す版
- 切り口:「商品の紹介」と「お客さまのよくある質問に答える」
- 長さ:要点だけの短い版と、説明をしっかり入れた版
- 新しいジャンル:いつもは商品紹介中心のアカウントで、職場の裏側や仕事のこだわりを見せる
冒頭のつかみや構成の作り方は、ショート動画の台本の作り方も参考にしてください。テストの結果は、スプレッドシートなどに「変えたところ」「24時間後の数字」「全員にシェアしたか」を記録しておくと、自社にとっての“勝ちパターン”が少しずつ見えてきます。
YouTubeにもある「タイトル・サムネイルのA/Bテスト」
「試してから決める」という考え方は、YouTubeでも使えます。YouTubeのヘルプによると、YouTube Studioでは、ひとつの動画に対して最大3つのタイトルやサムネイルを用意し、比べることができます。テストできるのは「タイトルだけ」「サムネイルだけ」「タイトルとサムネイルの組み合わせ」の3種類です。
- 勝ち負けの決め方:クリック率ではなく、総再生時間がもっとも長かったものが、すべての視聴者に表示されるようになります
- 期間:テストは2週間以内に終わるとされています
- 使える場所:現在はパソコンのYouTube Studioのみで、「高度な機能」を有効にしている必要があります
- 対象外:ショート、予約済みのライブ、プレミア公開(公開後に通常の動画になれば対象)や、子ども向け・年齢制限・非公開の動画は使えません
上の2本目の動画は、YouTubeのスタッフがクリエイター向けに発信している公式チャンネル「Creator Insider」が、サムネイルのテスト機能を紹介したときのものです。現在はタイトルのテストもできるようになっています。仕様は変更されることがあるため、最新の公式情報を確認してください。
試し投稿で失敗しないための注意点
便利な機能ですが、企業アカウントで使うときは次の点に気をつけましょう。
- 「フォロワーには見られない」と油断しない:DMでのシェアなどで、フォロワーや取引先の目に触れることはあります。トライアルでも、いつもの投稿と同じチェックをしてから出してください。
- テストのために中身を雑にしない:伸ばしたいあまり、誇張した表現や事実と違う内容を入れるのは逆効果です。
- 出演者の了承をとる:社員やお客さまが映る場合は、トライアルであっても事前に了承をもらいます。
- テストばかりで本番が止まらないようにする:決めた投稿ペースは守りつつ、その一部をテストに使うくらいの配分がちょうどいいと思います。
テストは、続けるほど自社の「勝ちパターン」がはっきりしてきます。とはいえ、毎回2パターン以上作るのは、社内だけではなかなか大変です。私たち「あなたの運用代行」では、企画・撮影・編集・投稿・分析まで、TikTok・YouTube・Instagram・Threads・Xの運用をまとめてお手伝いしています。「令和の虎」の虎の皆さまや塚田農場など50社以上の運用実績があり、料金は動画10本で30万円(税込)、初期費用はキャンペーン中につき0円です。再生数や売上を保証するものではありませんが、「どんな企画を試すべきか」から一緒に考えます。まずはLINEからお気軽にご相談ください。




