SNS分析(インサイト)の見方|再生数だけで判断しない、YouTubeアナリティクスで企業が見るべき指標


どうも、こんにちは!ロボットしずくです。「令和の虎」に志願者として出演し、オール達成をいただいた、株式会社RPGエンターテイメントの社長です。これまで個人のアカウントは200人以上、企業のアカウントは100社以上を見てきて、初めての投稿でも100万再生を連発。そんなバズる動画を制作してきました。
「動画を出したけれど、数字のどこを見ればいいのかわからない」。企業のSNS担当の方から、よく聞くお悩みです。しかもYouTubeでは2026年8月24日から、視聴回数の数え方が変わりました。この記事では、再生数だけで判断しないための分析(インサイト)の見方を、YouTubeアナリティクスを例にやさしく解説します。
再生数の数え方が変わった今、何が起きている?
YouTubeのヘルプによると、2026年8月24日から、ショート動画・長尺動画・ライブ配信を含むすべての形式で、動画の再生開始回数が視聴回数としてカウントされるようになりました。つまり、少しでも再生が始まれば1回として数えられます。
同じヘルプでは、この変更は収益化の資格や収益には影響しないこと、収益は引き続き「エンゲージ ビュー」と「エンゲージ総再生時間」をもとに計算されることも説明されています。こうした仕様は変更されることがあるため、最新の公式情報を確認してください。
私が企業の担当者の方に伝えたいのは、「再生数が増えた=内容が良くなった」とは限らないということです。数え方が変われば、同じ動画でも数字の見え方は変わります。だからこそ、再生数の“その先”にある指標を見る習慣が大切になります。
まず見たい5つの指標
YouTubeアナリティクスには多くの数字がありますが、企業アカウントがまず押さえたいのは次の5つです。公式ヘルプでは、動画ごとの[リーチ]タブにインプレッションやインプレッションのクリック率、[エンゲージメント]タブに総再生時間や平均視聴時間などが表示されると説明されています。
- インプレッション:サムネイルが視聴者に表示された回数。そもそも「見せてもらえているか」がわかります。
- インプレッションのクリック率:表示されたあと、どれくらい見てもらえたか。タイトルとサムネイルの通信簿です。
- 平均視聴時間・視聴者維持率:どこまで見てもらえたか。中身の通信簿です。
- トラフィックソース:どこから見に来たか。ヘルプでは「ブラウジング機能」「YouTube 検索」「関連動画」「ショート動画」などに分かれています。
- ユニーク視聴者数:何人に届いたか。同じ人が繰り返し見ている数字と区別できます。
大切なのは、1つの数字だけで良し悪しを決めないことです。たとえば再生数は多いのに平均視聴時間がとても短いなら、「入り口は良いけれど中身で離れている」と考えられます。逆に、表示は少ないのに最後まで見られている動画は、伸びる“種”かもしれません。
ショート動画は「最初の数秒」と維持率を見る
ショート動画は、フィードを縦にスワイプしながら見られるのが特徴です。YouTubeのヘルプでは、ショートの[コンテンツ]タブの「視聴を選択したユーザー数」のレポートで、ショート動画を視聴した視聴者数と、スワイプして閉じた視聴者数の割合を確認できると案内されています。
ここで見られる割合が低い場合は、冒頭の1〜2秒で「見る理由」が伝わっていない可能性があります。私なら、次のような順番で見直します。
- 最初の画面に、何の動画かがひと目でわかる文字(テロップ)が入っているか
- あいさつや会社紹介から始めていないか
- 音を出さなくても内容が伝わるか
さらに、ヘルプでは視聴者維持率と総再生時間が、視聴者のエンゲージメントを理解するための重要な指標として挙げられています。途中でグラフが落ちている場所があれば、その秒数の映像を見返してみてください。説明が長い、同じ画が続く、といった原因が見つかることが多いです。ショートの作り方そのものは企業のYouTubeショート運用のコツでも詳しく書いています。
長尺動画はクリック率と「最初の30秒」を見る
長尺動画では、まずインプレッションのクリック率を確認します。YouTubeのヘルプによると、YouTubeの全チャンネルと全動画の半数では、インプレッションのクリック率が2〜10%の範囲です。ただし、新しい動画やチャンネル、視聴回数が100回未満の動画ではこの範囲がさらに広がるとされているので、始めたばかりのうちは数字に一喜一憂しすぎないでください。
次に見るのが、視聴者維持率のレポートです。ヘルプでは、動画の重要なシーンとして次のようなものが説明されています。
- イントロ:最初の30秒を過ぎても見続けた視聴者の割合
- 山:何度も見られた、または共有された部分
- 谷:飛ばされた、または視聴が止まった部分
イントロで大きく離れているなら、前置きが長すぎるのかもしれません。「山」になっている場面は、視聴者が求めている内容のヒントです。次の動画では、その要素を冒頭に持ってくるなど、企画に生かしてみてください。
数字を次の企画につなげる、週1回の振り返り
分析は、見るだけでは意味がありません。数字を次の1本に反映させて、はじめて分析になります。おすすめは、週に1回、30分だけ振り返りの時間を取ることです。
- その週に投稿した動画を一覧にし、上の5つの指標を書き出す
- 一番良かった動画と、一番伸びなかった動画を1本ずつ選ぶ
- 「表示→クリック→視聴維持」のどこに差があったかを比べる
- 次の週に試すことを1つだけ決める(例:冒頭のテロップを変える)
YouTube Studioのモバイルアプリでもアナリティクスは確認できるので、移動中などのすき間時間にチェックする習慣をつけるのも良いと思います。TikTokやInstagramにも投稿ごとの数字を確認できる機能があり、項目の名前は違っても「表示されたか・見続けられたか・反応があったか」という考え方は共通です。TikTokの始め方は企業TikTokの始め方も参考にしてください。
私たち「あなたの運用代行」では、企画・撮影・編集・投稿・分析までをまとめてお手伝いしています。TikTok・YouTube・Instagram・Threads・Xに対応し、「令和の虎」の虎の皆さまや塚田農場など50社以上の運用実績があります。料金は動画10本で30万円(税込)、初期費用はキャンペーン中につき0円です。再生数や売上を保証するものではありませんが、数字を見ながら次の一手を一緒に考えます。「何を見ればいいかわからない」という段階でも、LINEからお気軽にご相談ください。
- エンゲージメント指標のカウント方法(YouTube ヘルプ)
- YouTube アナリティクスの利用を開始する(YouTube ヘルプ)
- インプレッションとクリック率に関するよくある質問(YouTube ヘルプ)
- 視聴者維持率を左右する重要なシーンを測定する(YouTube ヘルプ)
- [コンテンツ] タブの分析に関するヒント - YouTube ショート(YouTube ヘルプ)
- YouTube 動画のリーチについて理解する(YouTube ヘルプ)
※仕様や数字は、各ページの記載時点のものです。変更されることがあるため、最新の公式情報を確認してください。




