YAO「ありふれた世界の果てに」はなぜ話題に?|恋リア『ラヴ上等』の花火シーンからストリーミング1位、全編沖縄ロケMVまでの理由
![YAO - ありふれた世界の果てに (feat. Awich, CHICO CARLITO, ONE OK ROCK & Paledusk) [Official Music Video]](https://i.ytimg.com/vi/k8SP7SrLTvc/hqdefault.jpg)

どうも、こんにちは!ロボットしずくです。「令和の虎」に志願者として出演し、オール達成をいただいた、株式会社RPGエンターテイメントの社長です。これまで個人のアカウントは200人以上、企業のアカウントは100社以上を見てきて、初めての投稿でも100万再生を連発。そんなバズる動画を制作してきました。
今回取り上げるのは、Awich、CHICO CARLITO、ONE OK ROCK、Paleduskによるプロジェクト・YAOの「ありふれた世界の果てに」です。9月の配信後、Netflixの恋愛リアリティシリーズ『ラヴ上等』の花火シーンで流れて話題になり、Apple Music Japanの総合チャートで1位に。TikTokの“今バズっている曲”にも並び、10月22日には全編沖縄ロケのMVが公開されました。曲が「場面」と結びついて広がっていく流れを、映像を作る立場から読み解きます。
YAO「ありふれた世界の果てに」はどんな曲?
YAOは、ヒップホップのAwichとCHICO CARLITO、ロックバンドのONE OK ROCK、メタルコアのPaleduskという、ジャンルの違うアーティストが集まったプロジェクトです。2026年6月にRed BullのYouTube番組で活動を始め、7月7日にデビュー曲「777」をリリース。「ありふれた世界の果てに」は2作目のシングルで、9月4日に配信されました。
報道によると、この曲は沖縄にルーツを持つAwichとCHICO CARLITOが発信してきた沖縄の歴史や文化への思いに、ほかのメンバーが共鳴して生まれたもの。ONE OK ROCKのTakaが歌い、AwichとCHICO CARLITOがラップを重ね、後半ではPaleduskらしい激しい音も入ってきます。沖縄民謡を思わせるメロディと、家族や仲間、平和といった誰にでも重ねられるテーマが特徴だと紹介されています。
話題の経緯:配信から1位、そしてMV公開まで
流れを時系列で整理すると、次のようになります。
- 9月4日:配信リリース。Apple Music Japanの「総合トップソング」と、LINE MUSICの「ソング Top 100」リアルタイムランキングで1位に
- 9月:沖縄が舞台のNetflix『ラヴ上等』シーズン2で劇中歌として使われ、最終話の花火のシーンで流れる。Netflix Japanの公式プレイリストにも追加
- 9月〜10月:Spotifyのプレイリスト「Viral Hits Japan」から紹介され、THE FIRST TIMESの「今バズっている20曲」(10月20日更新)にも登場
- 10月22日:全編沖縄で撮影したMVをYAOのYouTubeチャンネルで公開
注目したいのは、MVより先に曲が広がっていたことです。配信の時点ではMVがなく、ライブやドラマの場面が曲の「顔」になっていました。その後でMVが公開され、曲を知った人が改めて世界観に浸れる受け皿ができた、という順番です。
バズの理由① 恋リアの「花火シーン」と曲が結びついた
恋愛リアリティ番組の印象的な場面で流れた曲は、視聴者の中で「あのシーンの曲」として記憶されます。『ラヴ上等』の最終話で花火とともに流れたことで、番組をきっかけに曲を知った人が配信サービスで探しに行く、という流れが生まれたと見られています。
SNSでは、曲そのものよりも「場面の空気」がシェアされていきます。花火、夕暮れ、別れや旅立ちといった、誰にでも思い出がある場面に合う曲は、自分の動画のBGMとしても使いやすいのです。
バズの理由② 撮影OKのライブがSNSの入り口になった
この曲はMV公開前から、ONE OK ROCKのツアーファイナルや、Awichが出演したROCK IN JAPAN FESTIVALのステージなどで披露されてきました。撮影OKの曲として歌われたステージもあり、ファンが撮影した映像の中には40万回以上再生されたものもあると紹介されています。メンバーのKAITO(Paledusk)が、ファンが撮影したライブ映像を自身のチャンネルで紹介したこともありました。
公式のMVがない時期でも、観客が撮った縦型・横型の映像がSNSに増えることで、曲を初めて聴く人の「入り口」が増えていきます。忘れらんねえよ「なんもねえ」のようにアニメの世界観で入り口を作る方法もありますが、ライブで撮影OKの時間をつくるのは、規模に関係なく取り入れやすい方法です。
バズの理由③ 曲の“ルーツの土地”で撮りきったMV
10月22日に公開されたMVは、曲のルーツである沖縄で全編を撮影。監督は堀田英仁さんで、宮沢氷魚さん、森カンナさん、山田孝之さんが出演し、島の風景と歴史、そして曲にこめた平和への願いを描いた作品だと紹介されています。公式チャンネルでは撮影の裏側を収めたBEHIND THE SCENES映像も公開されています。
ここで大事なのは、曲のテーマと撮影場所がまっすぐつながっていることです。「なぜこの場所で撮ったのか」が説明しなくても伝わるので、映像の説得力が増します。マカロニえんぴつ「運命さがし」の“風景動画”企画のように、風景そのものが曲の世界を語ってくれるのです。
アーティストがMV・TikTok動画づくりで真似できること
俳優が出演する大がかりなMVでなくても、YAOの流れから学べることはたくさんあります。
- 曲の“場面”を決めて撮る:「花火」「夕暮れの海」「旅立ちの朝」など、聴く人が自分の思い出と重ねられる場面を1つ決め、MVとTikTok用の短尺を同じテーマで撮る。
- 自分のルーツの場所で撮る:地元の海や商店街、思い出の駅など、曲が生まれた場所で撮ると、言葉で説明しなくても物語が伝わります。
- ライブに撮影OKの曲を作る:お客さんが撮った映像は、公式の動画とは別の入り口になります。撮影OKの曲を決めて告知しておくと、投稿が集まりやすくなります。
- メイキングも作品にする:本編とは別に裏側の映像を残しておくと、公開後に出せる素材が増え、ファンとの距離も近くなります。
私たち「あなたのチーム」では、街中撮影や演奏+遠出撮影(送り迎えあり)、演奏+ドローン撮影など、曲の世界に合う場所へ出かけて撮るメニューを用意しています。撮影コンサルティングから撮影、再生数を伸ばすアドバイス、SNSのアイデア出しまでまとめて50万円(税込)です。もちろん再生数を保証するものではありませんが、「この曲はどんな場面で聴かれたいか」を一緒に考えるところからお手伝いします。
- Real Sound「YAO『ありふれた世界の果てに』で重ねる幾重もの想い」(2026年9月22日)
- マイナビニュース「YAO『ありふれた世界の果てに』MV公開、宮沢氷魚、森カンナ、山田孝之ら出演」(2026年10月22日)
- Spincoaster「YAO、2ndシングル“ありふれた世界の果てに”MV公開」
- THE MAGAZINE「YAO、第2弾シングル『ありふれた世界の果てに』配信開始」(2026年9月4日)
- 徳力基彦(note)YAOのプロジェクトに関する記事(2026年9月15日)
- THE FIRST TIMES「今バズっている20曲!TikTokヒットソング&流行りの曲を紹介」(2026年10月20日更新)
※数字や順位は、各記事・発表の時点のものです。曲名・アーティスト名は各権利者のものです。




