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BUZZ COLUMN

マカロニえんぴつ「運命さがし」はなぜバズった?|踊らない“風景動画”チャレンジと先行配信でキャリア2曲目のトップ10入りした理由

TikTok
マカロニえんぴつ「運命さがし」MV
▶ マカロニえんぴつ「運命さがし」MVYouTube公式:マカロニえんぴつ Official
マカロニえんぴつ - 運命さがし / THE FIRST TAKE
▶ マカロニえんぴつ - 運命さがし / THE FIRST TAKEYouTube公式:THE FIRST TAKE
ロボットしずく
しずく社長

どうも、こんにちは!ロボットしずくです。「令和の虎」に志願者として出演し、オール達成をいただいた、株式会社RPGエンターテイメントの社長です。これまで個人のアカウントは200人以上、企業のアカウントは100社以上を見てきて、初めての投稿でも100万再生を連発。そんなバズる動画を制作してきました。
マカロニえんぴつの新曲「運命さがし」が、TikTokをきっかけに大きく広がっています。発売前からTikTokの投稿は2.9万件を超え、Billboard JAPANの総合チャートではバンドにとって2曲目のトップ10入り。おもしろいのは、TikTokの企画が「ダンス」ではなく「風景の動画」だったことです。なぜこの曲が広がったのか、映像を作る立場から読み解きます。

「運命さがし」ってどんな曲?

「運命さがし」は、4人組バンド・マカロニえんぴつが2026年9月16日に発売した『運命さがし / 終宵 EP』の表題曲です。「恋人ごっこ」「なんでもないよ、」に続くラブソングとして紹介されていて、無邪気なときめきと、どこか切ない気持ちが同居した曲になっています。

ボーカル・ギターのはっとりさんは、先行配信のときに「素直で優しい歌ができました」とコメント。聴く人に自分のものにしてほしい、日常で口ずさんでもらえたらうれしい、という思いも語っていました。この「日常に寄りそう曲」という狙いが、のちのTikTokでの使われ方にそのままつながっていきます。

発売前から話題に。数字で見る広がり方

流れを時系列で整理します。

Billboard JAPANの総合ソング・チャート「JAPAN Hot 100」では、9月30日公開分で13位から8位に上昇。バンドにとって「なんでもないよ、」以来、キャリア2曲目のトップ10入りになりました。ストリーミングの再生数も前週の約1.4倍に伸び、TikTokの音楽チャートでは初登場5位。TikTokとSpotifyの「Buzz Tracker」でも9月度のマンスリーアーティストに選ばれています。

大きなポイントは、発売してから火がついたのではなく、発売前にTikTokで“使われる準備”ができていたことです。

バズの理由① 踊らなくても参加できる“風景動画”チャレンジ

「#運命さがし」のハッシュタグチャレンジは、ダンスではなく、「夏の思い出」や「秋の気配」を感じる風景の動画に曲を付けて投稿する、という参加方法でした。期間は9月30日まで。メンバーが投稿の中から当選者を選び、サイン入りのリリックフォトフレームや旅行券が当たる仕組みです。

これがとても上手だと私は思います。ダンス企画は盛り上がりやすい一方で、「踊るのは恥ずかしい」という人は参加しにくい。風景動画なら、カメラロールにある旅行や帰り道の動画を選ぶだけで参加できます。しかも8月末〜9月は、ちょうど夏が終わって秋に変わる時期。季節の切り替わりに、思い出を振り返りたくなる気持ちと曲の切なさが重なりました。

THE FIRST TIMESのまとめでも、ストレートな歌詞が共感を集め、カップルの日常動画のBGMとしても使われていると紹介されています。はっとりさんが話していた「日常で口ずさんでほしい」という願いが、まさに投稿の形になったわけです。

ロボットしずく
しずく社長
しずく社長の映像づくりのヒントバラードやミディアムの曲は、無理にダンスを付けるより「どんな場面のBGMにしてほしいか」を先に決めるのがおすすめです。「夕方の帰り道」「旅行の写真」など、使ってほしい場面をお題にすると、ファン以外の人も参加しやすくなります。

バズの理由② TikTok・ラジオ・テレビを同時に動かした先行公開

8月24日は、TikTokの先行配信、FM802での独占オンエア、ハッシュタグ企画が同じ日に始まりました。さらに発売前に音楽番組でも披露し、「歌ってみた」の投稿企画も用意。スマホで見る人、ラジオで聴く人、テレビで見る人、それぞれの入り口から同じ曲に出会えるようにしていたのです。

新曲を発売日に一気に出すのではなく、一部だけ先に聴かせて、発売日までの約3週間を「育てる期間」にする。TikTokで先に反応を集めてから配信やMVにつなげる流れは、Ayumu Imazu「結び」のデモ投稿の例とも共通しています。

バズの理由③ 発売後に届けたドラマMVとTHE FIRST TAKE

MVは発売の1週間後に公開されました。監督は映像作家の増田彩来さん。フェリーの上で偶然出会った男女が、少しずつ距離を縮めていく物語で、視線や表情、ちょっとしたしぐさで2人の関係を描いています。バンドの演奏シーンではなく、俳優のドラマで曲の世界を見せるタイプのMVです。

TikTokで曲を知った人は、短いフレーズしか知りません。そこへ物語のあるMVが届くと、「この曲、こういう話だったんだ」と最後まで聴く理由が生まれます。風景動画の企画で生まれた“自分の思い出”のイメージと、MVの“出会いの物語”。2つの入り口がつながる設計になっていました。

9月には『THE FIRST TAKE』にも約3年半ぶりに登場し、TikTokで再び注目を集めていた「ルート16」に続いて「運命さがし」も一発撮りで披露しています。マカロニえんぴつは、TikTokの手振りダンスで再注目された私立恵比寿中学「愛のレンタル」の作者でもあり、SNSで曲が育っていく流れと縁の深いバンドです。

アーティストが真似できること

「運命さがし」の例から、これからMV・PVを作るアーティストが取り入れられるのは次の3つです。

  1. 「踊らない参加方法」を用意する:風景、写真、日常の一コマなど、誰でも手持ちの動画で参加できるお題を作る。季節の変わり目に合わせると、さらに使ってもらいやすくなります。
  2. 発売前の数週間を設計する:先行配信の日に、SNS企画・ラジオ・ライブなどを重ねて、発売日までに曲の「使われ方」を育てておく。
  3. MVは“続きを知りたくなる”作品にする:TikTokで知った人がYouTubeで全部聴きたくなるよう、ドラマやストーリーで曲の世界を広げる。縦型の短い動画とは役割を分けて考えます。

私たち「あなたのチーム」では、MVの撮影だけでなく、公開前後にSNSでどんな動画を出すかのアイデア出しまで一緒に考えています。ストーリー仕立てのMVや街中撮影、遠出しての演奏撮影など、曲に合わせた撮り方をご提案します。もちろん再生数を約束することはできませんが、「曲がどこで、どう使われるか」から逆算して企画することはできます。

YOUR TEAM

TikTokやYouTubeを専門とした
MV、PV撮影チーム「あなたのチーム」

撮影コンサルティング+撮影+再生数を伸ばすアドバイスまで。TikTok用の振り付けや縦型動画もまとめて作ります。街中撮影の作品で100万再生、歌+TikTok振り付け撮影でひとつの音源97万再生の実績があります。

まるごと 50万円(税込)

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