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Vaundy「しわあわせ」はなぜ5年後に再浮上した?|映画主題歌とライブ映像“6日連続公開”で自身初のストリーミング首位になった理由

YouTubeMV
しわあわせ / Vaundy : MUSIC VIDEO
▶ しわあわせ / Vaundy : MUSIC VIDEOYouTube公式:Vaundy
ロボットしずく
しずく社長

どうも、こんにちは!ロボットしずくです。「令和の虎」に志願者として出演し、オール達成をいただいた、株式会社RPGエンターテイメントの社長です。これまで個人のアカウントは200人以上、企業のアカウントは100社以上を見てきて、初めての投稿でも100万再生を連発。そんなバズる動画を制作してきました。
今回取り上げるのは、Vaundyの「しわあわせ」です。2021年4月に配信された曲が、2026年10月2日公開の映画『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』の主題歌になったことで再び聴かれ、10月28日公開のBillboard JAPANストリーミング・ソング・チャートでVaundyとして初めての首位を取りました。新曲ではなく“5年前の曲”がなぜ今いちばん聴かれたのか。映画との組み合わせと、公式YouTubeで行われたライブ映像の6日連続公開に注目して、映像を作る立場から読み解きます。

「しわあわせ」ってどんな曲?

「しわあわせ」は、Vaundyが2021年4月11日に配信リリースした曲です。音楽制作メディア・サンレコの記事によると、もともとは専門学校のテレビCMのために書かれた曲で、テンポはゆったりとした約80BPM。Vaundyは作詞・作曲だけでなくアレンジや演奏まで自分で手がけるアーティストとして知られています。

公式YouTubeにはMVも公開されていて、映画で曲を知った人が最初にたどり着く入り口のひとつになっています。ストリーミングの累計再生はすでに2億回を超えており、もともと長く愛されてきた曲だったことがわかります。

再浮上の経緯:映画公開から約3週間で首位へ

大きな動きが出たのは2026年10月です。10月2日に公開された映画『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』(監督:山戸結希、主演:川口春奈、共演:高杉真宙)の主題歌に「しわあわせ」が使われ、映画は興行収入・動員ともに初登場No.1を記録しました。

映画の盛り上がりとともに、曲は各ストリーミングチャートの上位に戻ってきます。Billboard JAPANのストリーミング・ソング・チャートでは、10月21日公開のチャートで約3年3か月ぶりにトップ3入り。さらに10月28日公開のチャート(集計:10月19日〜25日)では、週間再生数8,645,650回(前週比約109.3%)でVaundyとして初めての首位を取りました。それまでの最高位は「怪獣の花唄」の2位でした。サンレコの記事では、10月28日時点でApple MusicのTop 100 Japanで1位になっていたことも紹介されています。

新曲がひしめく中で、5年前の曲が週に800万回以上聴かれて1位になる。これは「曲は出したら終わりではない」ことを、とてもわかりやすく見せてくれた例だと私は思います。

理由① 映画が「この曲を聴く場面」を新しく作った

過去の曲が再び聴かれるとき、そこには必ず「聴くきっかけになる場面」があります。TikTokのダンスやミームのこともあれば、ドラマやCM、今回のような映画のこともあります。

映画の主題歌は、映画を見た人が「さっき流れていた曲をもう一度聴きたい」と思ってストリーミングやYouTubeで検索する流れを作ります。このとき、検索した先に公式のMVやライブ映像がきちんと並んでいるかどうかで、その人がどれだけ長く曲に触れてくれるかが変わります。

過去曲がよみがえる流れは、HALCALI「おつかれSUMMER」のコラムでも取り上げました。どの例でも、YouTubeに「受け皿」になる公式動画があることが大事なポイントになっています。

ロボットしずく
しずく社長
しずく社長の映像づくりのヒント今は予定がなくても、代表曲のMVは「何年後かに初めてこの曲を知る人」が見ても伝わる作りにしておくと安心です。流行りの加工に頼りすぎず、歌っている表情や曲の空気がまっすぐ伝わるカットを必ず入れておきましょう。

理由② ライブ映像を“24時間限定・6日連続”で公開

私が映像を作る立場としていちばん注目したのが、映画のヒットを記念した企画です。Vaundyは10月14日から、公式YouTubeで「しわあわせ」のライブ映像を毎日21時に、24時間限定で6日連続公開しました。公開されたのは次の6本です。

この企画のうまいところは2つあります。ひとつは、同じ曲を何年分も並べることで、アーティストの歩みそのものが見えること。武道館からドーム、そして海外公演へと会場が大きくなっていく様子は、映画で曲を知ったばかりの人にとっても「この人はどんなアーティストなんだろう」と興味を持つ入り口になります。

もうひとつは、24時間限定・毎日21時という決まった形にしたことです。「今日の分は今日しか見られない」とわかっていると、ファンは毎晩見に来ますし、SNSで「今日はこの公演だった」と話題にしやすくなります。ストリーミングで約3年3か月ぶりにトップ3入りした週(10月12日〜18日の集計)は、この企画の期間と重なっています。

ロボットしずく
しずく社長
しずく社長の映像づくりのヒントライブをするなら、代表曲だけでも毎回きちんと撮っておくのがおすすめです。1回ごとの映像は小さくても、数年分そろうと「成長の記録」という新しい作品になります。正面の引き・寄り、客席側からの1台があるだけでも、あとで使える素材がぐっと増えます。

理由③ くり返し聴きたくなる曲の作り

きっかけが映画でも、くり返し聴かれるかどうかは曲の力次第です。サンレコの記事では、「しわあわせ」のトラックについて、Aメロなどは打ち込みのドラム、サビでは生のドラムに切り替えることで、サビが来るたびに景色が変わったように感じられる作りになっていると分析されています。サビでストリングスが入ることや、最後のサビの前に一瞬の“無音”を置いていることも紹介されています。

同じ記事では、元気なバンドサウンドでみんなで盛り上がる「怪獣の花唄」に対して、「しわあわせ」はゆっくり気持ちを高めていく、ひとりで聴くのに向いた曲だと比べられています。映画を見終わったあと、帰り道にひとりで聴き直す――そんな聴き方にぴったり合っていたことも、再生が伸びた理由のひとつだと私は考えています。

アーティストが真似できること

「しわあわせ」の例から、これからMV・PVを作るアーティストが取り入れられるのは次の3つです。

  1. 代表曲の映像は“何年も使える形”で残す:MVだけでなく、ライブやスタジオでの歌唱映像も、画質と音をきちんとそろえて撮っておく。曲が再び注目されたときの受け皿になります。
  2. 同じ曲のバリエーションを持っておく:MV、ライブ、弾き語り、縦型ショートなど、同じ曲を違う見せ方で何本か用意しておくと、「毎日公開」のような企画をすぐに組めます。
  3. 公開の仕方も企画にする:時間を決める、期間を区切る、シリーズにする。新しく撮らなくても、出し方を工夫するだけで話題を作れることがあります。

私たち「あなたのチーム」では、MVの撮影に加えて、TikTokやYouTubeショート用の縦型動画、公開の順番やタイミングまで一緒に考えています。シンガーソングライター向けの撮影や、演奏とあわせたスタジオ撮影のメニューもあります。過去の曲をライブ映像で生かした例は、宇多田ヒカル「道」のコラムも参考にしてみてください。

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TikTokやYouTubeを専門とした
MV、PV撮影チーム「あなたのチーム」

撮影コンサルティング+撮影+再生数を伸ばすアドバイスまで。TikTok用の振り付けや縦型動画もまとめて作ります。街中撮影の作品で100万再生、歌+TikTok振り付け撮影でひとつの音源97万再生の実績があります。

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