HALCALI「おつかれSUMMER」が2026年夏のTikTok1位に|2003年の曲がよみがえった理由とMVの役割
TikTokが2026年9月1日に発表した「2026年夏の人気楽曲ランキング」。日本の1位は、2003年発表のHALCALI「おつかれSUMMER」でした。23年前の曲が、なぜ今年の夏の主役になったのでしょうか。
海外から始まったバズ
報道によると、「おつかれSUMMER」は2025年に海外で広がり始めました。それを受けて同じ年の9月にMVが公開され、TikTokの総再生は2026年4月18日時点で65億回を超えています。さらにTikTokの発表では、2026年8月時点でこの曲を使った動画の総再生は100億回を超えました。
夏らしさと脱力感のある曲調は、「今日もおつかれさま」という日常の動画や、夏の思い出のまとめ動画にぴったり。言葉がわからなくても雰囲気で使えることが、海外での広がりにもつながったと考えられます。
後からMVを作った意味
注目したいのは、バズを受けてMVが後から公開されたことです。TikTokで曲を知った人の多くは、次に「フルで聴きたい」「どんな人が歌っているの?」とYouTubeで検索します。そのときに公式のMVがあるかどうかで、ファンになってもらえるかが変わります。
THE FIRST TAKEでYouTubeでも急上昇
2026年5月22日には、HALCALIの2人がYouTubeチャンネル『THE FIRST TAKE』に出演してパフォーマンスを披露。オリコンの週間YouTubeチャートでは、前週の100位圏外から19位に入りました(2026年5月22日〜28日の集計、週間視聴回数127.6万回)。8月には『SUMMER SONIC 2026』への出演も発表されています。
TikTokでのバズ → YouTubeのMV・パフォーマンス動画 → ライブ出演、と、短い動画から長い動画、そして現場へと人の流れがつながったのがこの例の強さです。
2026年夏ランキングは「過去曲」だらけ
同じランキングには、2位のサカナクション「夜の踊り子」(2012年)、5位のYUI「SUMMER SONG」(2008年)、10位のmoumoon「Sunshine Girl」(2010年)など、発表から10年以上たった曲が多く並びました。ランキング全体の読み解きは2026年夏のTikTok人気曲ランキングから見える傾向で紹介しています。
アーティストへのヒント:受け皿を先に作る
いつ、どの曲が、どこの国でバズるかは誰にも予想できません。だからこそ、
- 代表曲には公式のMVを用意しておく
- YouTube・TikTok・Instagramのプロフィールから、すぐMVにたどり着けるようにする
- 縦型のショート素材も一緒に作っておく
という準備が効いてきます。あなたのチームは、MVの撮影と各SNS向けの映像づくり、伸ばし方のアドバイスまでまとめてお手伝いしています。
※数字や順位は、各記事・発表の時点のものです。曲名・アーティスト名は各権利者のものです。
