KO1KEYZ「KO1KEYZ」はなぜ話題に?|顔まわりの振付と“歌詞エフェクト”チャレンジで総合首位デビューした理由


どうも、こんにちは!ロボットしずくです。「令和の虎」に志願者として出演し、オール達成をいただいた、株式会社RPGエンターテイメントの社長です。これまで個人のアカウントは200人以上、企業のアカウントは100社以上を見てきて、初めての投稿でも100万再生を連発。そんなバズる動画を制作してきました。
2026年10月14日に発表されたBillboard JAPANの総合ソング・チャート「JAPAN Hot 100」で、1位になったのはKO1KEYZのデビュー曲「KO1KEYZ」でした。8月の先行配信と同時に公開されたMVは、2日足らずで200万回再生を突破。TikTokでも振付を踊る動画がたくさん投稿されています。デビューしたばかりのグループの曲が、なぜここまで届いたのか。MVとSNS動画を作る立場から読み解きます。
KO1KEYZってどんなグループ?
KO1KEYZ(コイキーズ)は、オーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN 新世界』から誕生した12人組のグローバルボーイズグループです。所属はJO1やINIと同じLAPONE Entertainment。デビュー曲のタイトルは、グループ名と同じ「KO1KEYZ」です。
曲は90年代を思わせるポップなサウンドがベースで、「KEY(鍵)」をテーマに、恋が始まる瞬間の高揚感を描いています。Real Soundのコラムでは、先輩のJO1やINIの力強いデビューとは一線を画す、12人の強みを生かした戦略だと紹介されています。
デビューまでの流れ:先行配信から総合首位まで
KO1KEYZのデビューは、段階を踏んで進みました。
- 8月14日(現地時間):アメリカの「KCON LA 2026」で、韓国語版を世界初披露
- 8月17日:デビュー曲をデジタルで先行配信し、MVも同時に公開。MVは2日足らずで200万回再生を突破
- 9月5日〜10月7日:TikTokで「#キュントゥグンチャレンジ」を開催
- 9月16日時点:MVは600万回再生を突破(高校生新聞の記事より)
- 10月7日:CDシングルを発売し、日本と韓国で同時デビュー
そして10月14日発表のBillboard JAPAN「JAPAN Hot 100」(集計期間:10月5日〜11日)で総合1位を獲得しました。CDセールスは初週525,248枚で1位、ラジオは2位、ダウンロードは4位、動画再生は10位です。
注目したいのは、CD発売の約7週間前に音源とMVを出していたこと。発売日までの間にMVとSNSで曲を覚えてもらい、発売週にCD・ラジオ・動画の数字がそろって総合首位につながった、という流れが読み取れます。
話題の理由① 胸元・顔まわりの振付は「スマホの画角」にぴったり
高校生新聞の記事では、胸元や顔まわりで手を動かす振付が話題になり、TikTokなどにたくさんのダンス動画が投稿されていると紹介されています。
私が注目するのは、この振付が「縦型動画の画角」にぴったり収まることです。スマホで自撮りするとき、画面に大きく映るのは顔から胸のあたりまで。そこで手を動かす振りなら、
- 引きで全身を撮らなくても振付が伝わる
- 狭い部屋でも、座ったままでも踊れる
- 顔と手が近いので、表情と振りを同時に見せられる
という利点があります。12人で踊るMVの迫力はそのままに、ファンが一人で真似するときは「手元だけ」切り取れる。グループの振付とSNSの振付が、無理なくつながっているのです。
話題の理由② 踊らなくても参加できる“歌詞エフェクト”チャレンジ
公式サイトによると、「#キュントゥグンチャレンジ」はTikTokの専用エフェクトを使った企画でした。エフェクトを選んで撮影すると、曲の該当フレーズに合わせて歌詞が画面に表示される仕組みです。
面白いのは、参加の形をダンスに限っていないこと。公式の案内では、ダンス映像だけでなく、自作の振付、オリジナルのシチュエーション、好きなアイテムを使った動画など、テーマを問わず投稿できるとされています。選ばれた投稿には、メンバー本人のリアクション映像が公式アカウントから届く特典もありました。
ダンスチャレンジは、踊るのが苦手な人には少しハードルがあります。「エフェクトを使って撮るだけでいい」という入り口を用意したことで、ペットや推しグッズ、日常の一コマなど、いろいろな動画に曲が使われやすくなります。そして本人からの反応がもらえるかもしれない、という楽しみが投稿の後押しになります。
話題の理由③ パステルの世界観と“最後に変わる”MVの構成
MVは、見慣れた日常が少しずつ変わっていく様子をノスタルジックな世界観で描き、現実と非現実の境目を舞台に青春のひとときを表現しています。Real Soundのコラムによると、パステルカラーの世界の中で、最後のパートでは衣装やセットががらりと変わり、メンバーのクールな一面が見られる構成です。長さは3分13秒と短めです。
前半はかわいらしく、最後にかっこよく。この「ギャップ」を一本のMVの中に入れておくと、見た人が「最後まで見てよかった」と感じやすく、もう一度見返すきっかけにもなります。12人それぞれの魅力を見せる必要があるグループだからこそ、雰囲気の違う2つの顔を用意したのだと思います。
また、韓国語版のパフォーマンスビデオも公式チャンネルで公開されています。同じ曲でも、物語のあるMVと、ダンスをしっかり見せる映像を分けて出すことで、見る人の目的に合わせた入り口が増えます。EBiDANの例(EBiDAN「Yes! 東京」MVはなぜ1億回再生された?)でも、映像のバリエーションがヒットを長く支えていました。
アーティストが真似できること
KO1KEYZの例から、これからMV・PVを作るアーティストが取り入れられることを3つにまとめます。
- 音源とMVは発売より前に出す:CDやライブなど「数字を集めたい日」の数週間前に公開して、曲を覚えてもらう時間を作る。
- 振付は「縦型の画角」で考える:顔まわり・胸元で完結する振りを1つ入れておくと、スマホで真似しやすくなる。
- 踊らなくても参加できる入り口を作る:歌詞を見せる、ポーズだけ真似する、など参加のハードルを下げると、曲が使われる場面が広がる。
サビの振付で一気に広がった例は、=LOVE「恋、はじめました。」のコラムでも紹介しています。
私たち「あなたのチーム」では、MVの撮影と一緒に、TikTok用の振付や縦型動画、SNSでの出し方のアイデアまでまとめて提案しています。アイドル撮影+TikTok振り付けや、スタジオ撮影+TikTokダンスなどのメニューもあります。再生数をお約束することはできませんが、「どう撮れば使ってもらいやすいか」を撮影前から一緒に考えます。
- Billboard JAPAN「【ビルボード】KO1KEYZのデビュー曲「KO1KEYZ」が総合首位」(2026年10月14日)
- Real Sound「KO1KEYZ デビュー曲MVに溢れるポテンシャル」(2026年8月22日)
- THE FIRST TIMES「KO1KEYZ(コイキーズ)初恋のときめきを詰め込んだデビュー曲「KO1KEYZ」MV公開」(2026年8月17日)
- 高校生新聞「KO1KEYZのデビューシングルはかわいい振付が話題」(2026年9月25日)
- KO1KEYZ OFFICIAL SITE「TikTok歌詞エフェクト公開&「#キュントゥグンチャレンジ」開催決定!」
※数字や順位は、各記事・発表の時点のものです。曲名・アーティスト名は各権利者のものです。




