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STEAM教育と芸術鑑賞会|科学・プログラミング・テクノロジーの舞台で「A(アート)」を体験する工夫

STEAM教育
テクノロジーサーカス集団(未来のサーカス)
▶ テクノロジーサーカス集団(未来のサーカス)
ロボットしずく
しずく社長

どうも、こんにちは!ロボットしずくです。稲川幸雄さんの演劇に参加したあと「劇団ロボットカンパニー」を立ち上げ、40人の仲間と舞台をつくってきた演劇人・パフォーマーです。今は芸術鑑賞プロデュース会社「心」で、学校の芸術鑑賞会をお手伝いしています。
理科や算数、プログラミングと、演劇や音楽。一見すると遠いもののようですが、じつは舞台の上ではいつも一緒に働いています。今回は、学校で取り組まれている「STEAM教育」の考え方をヒントに、科学やテクノロジーを使った舞台を芸術鑑賞会でどう生かすかを考えてみます。

STEAM教育の「A」は、アートだけじゃない

「STEAM(スティーム)教育」という言葉を耳にしたことはありますか?STEAMは、Science(科学)・Technology(技術)・Engineering(工学)・Mathematics(数学)の「STEM」に、「A」を加えた言葉です。

この「A」について、文部科学省は「芸術、文化、生活、経済、法律、政治、倫理等を含めた広い範囲でAを定義し」と説明しています。そして、各教科等での学習を実社会での問題発見・解決に生かしていくための、教科等横断的な学習として推進しています。

私はこの説明を読んで、少しうれしくなりました。理科や算数の学びと、芸術や人の暮らしを、別々のものとして切り離さない。それは、舞台をつくる側から見ても、とても自然な考え方だからです。照明も音響も舞台装置も、実は科学と技術のかたまり。けれど、それを使って「人の心を動かす」ところに芸術があります。

舞台は、科学とアートが出会う場所

舞台づくりでは、いつも「どうすればこの場面が一番伝わるか」を考えます。光をどの角度から当てるか、音をどのタイミングで鳴らすか。答えはひとつではなく、試しては直し、また試す。その繰り返しです。

これは、小学校のプログラミング教育で育てたい「プログラミング的思考」によく似ています。文部科学省の「小学校プログラミング教育の手引(第三版)」では、2020年度から小学校でプログラミング教育が導入されたことにふれ、プログラミング的思考を、意図する活動を実現するために動きや記号の組合せを考え、どう改善すればより意図に近づくのかを論理的に考えていく力、と説明しています。

「こうしたい」という思いがあって、それを実現するために組み合わせを考え、うまくいかなければ改善する。舞台づくりも、プログラミングも、根っこは同じだと私は思います。だからこそ、科学やテクノロジーを使った舞台は、STEAMの「つながり」を子どもたちが体で感じられる教材になるのです。

ロボットしずく
しずく社長
しずくのワンポイント鑑賞会のあとに「どうやって動いていたと思う?」と聞いてみてください。仕組みを想像することは、立派な科学の入り口です。そして「なぜその仕組みを使ったと思う?」と続けると、今度は表現(アート)の話になりますよ。

科学・プログラミング・テクノロジーの舞台、どう選ぶ?

STEAMの視点で芸術鑑賞会を考えるとき、演目の選び方には大きく二つの方向があると思います。

たとえばプログラミング実験ショーは、のぞみ先生による授業型エンタメショーです。演目ページでは、プログラミングで作品を制作し、AR、VR、デジタルアートを開発していることが紹介されています。一方、テクノロジーサーカス集団は「未来のサーカス」として、テクノロジーで魅せるパフォーマンスです。

どちらが良い、ということではありません。学年や、鑑賞会のあとにどんな学習につなげたいかで選ぶのがおすすめです。ジャンルごとの特徴は芸術鑑賞会の演目の選び方でもまとめています。

学年別|STEAMにつなげる見方のヒント

同じ舞台でも、学年によって「どこを見るか」を少し変えると、学びの深さが変わります。

見る前の準備については、芸術鑑賞会の事前学習の進め方も参考にしてください。「今日は仕組みにも注目してみよう」とひと言添えるだけで、子どもたちの見方は変わります。

鑑賞会を「教科横断の学び」にするコツ

文部科学省がSTEAM教育を教科等横断的な学習として位置づけているように、芸術鑑賞会も、ひとつの教科だけで終わらせない工夫ができます。

もちろん、全部やる必要はありません。ひとつだけでも、鑑賞会と日ごろの授業が「つながった」と子どもたちが感じられれば、それで十分だと私は思います。

ロボットしずく
しずく社長
しずくのワンポイントテクノロジーの舞台でも、最後に心に残るのは「人」です。仕組みに感心したあとで、「出演者はどんな気持ちでこの技を練習したんだろう?」と想像してみてください。科学と心がつながる瞬間です。

「理科は苦手」「アートはよく分からない」という子にとっても、舞台は両方の入り口になれます。そして働く大人の姿に出会うことは、将来を考えるきっかけにもなります(キャリア教育と芸術鑑賞会もあわせてどうぞ)。

芸術鑑賞プロデュース会社「心」では、プログラミングや科学をショーとして届ける授業型の演目から、テクノロジーや光を使ったパフォーマンスまで、STEAMの学びにつなげやすい演目もご提案しています。学年や学習のテーマに合わせた演目選びについて、お気軽にご相談ください。

参考にした情報

※制度や事業の内容は、記事作成時点で公開されている情報をもとにしています。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。

これからの時代の、新しい芸術鑑賞会。芸術鑑賞プロデュース会社「心」
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