スラックラインの凄技|ベルトの上で跳ぶ競技の種類と、初心者の始め方
こんにちは!今日はスラックラインの話だよ。細いベルトの上で技を決める、バランスの凄技なんだ。種類や始め方をいっしょに見ていこうね。
公園やキャンプ場で、細いベルトの上をゆらゆら歩く人を見かけたことはありませんか。それがスラックラインです。ただ歩くだけでなく、ラインの弾みを使ってジャンプや回転の技を決める競技もあります。この記事では、スラックラインの種類、日本選手の活躍、初心者の始め方と安全のポイントを、公開されている資料をもとにやさしくまとめます。
- スラックラインは、2点の間に張ったベルト状のラインの上で、歩く・ポーズをとる・技を出すバランスのスポーツ
- 技を競う「トリックライン」のほか、長く歩く「ロングライン」、高所の「ハイライン」など種類が多い
- 始めるときは短く低いラインから。設置場所と道具の安全確認が最も大切
スラックラインとは?
スラックラインとは、木やアンカーなど2つの支点の間にベルト状のライン(ウェビング)を張り、その上で歩いたり、ポーズをとったり、技を出したりするバランスのスポーツです。綱渡りに似ていますが、ラインが幅のあるベルトで、よく弾み、ポーズやジャンプなどの動きも楽しめる点が違います。
始まりは、アメリカでクライマー(岩や壁を登る人)が遊びとして始めたものだとされています。広まったのは比較的最近で、ラインを簡単に張れる道具が普及したことで、世界中に楽しむ人が増えたと紹介されています。なお、始まった年代については資料によって書き方が異なるため、この記事では「クライマーの遊びから生まれた」とだけ述べます。
ラインと張る場所があれば楽しめるため、バランス感覚や集中力を養う遊びとして、また他のスポーツの補助的なトレーニングとして使われることもあります。日本でもテレビ番組やCMで見かける機会が増え、「見て驚く凄技」として知られるようになりました。
スラックラインの主な種類
スラックラインは、張り方や場所によっていくつかの楽しみ方に分かれます。公開資料にあるものを表にまとめました。
| 種類 | どんな楽しみ方か |
|---|---|
| トリックライン | 弾むラインの上で、ジャンプや回転などのアクロバティックな技を行う。大会の花形とされる |
| ロングライン | ゆるく長いラインの上を歩く。100m以上のものもあり、集中力が必要 |
| ハイライン | 地上10m以上など高い場所に張る。専用の安全システムが必要で、安全の組み方を学んでから行う |
| ウォーターライン | 水の上にラインを張る。落ちても水に入るので、怖さが少ないとされる |
| ロデオライン | テンションをかけず、大きくたるませたラインでスイングを楽しむ |
| フィットネス・ヨガ | ラインの上でエクササイズやヨガを行う |
メディアで多く取り上げられるのはトリックラインで、トリックの数は600種類以上とも紹介されています(2018年時点の資料)。ただし、バク転などの宙返り系の技は、落下の危険が大きい動きです。同じ「バク転」でも、地面の上で行う場合の進め方はバク転のやり方で詳しく書いています。いずれも、有資格の指導者がいて、補助とマットのある環境で行うことが前提です。
スラックラインには、技を決めるもの、長く歩くもの、高い所のものがあるよ。高い所のハイラインは、安全の組み方を学んでからにしてね。
競技と日本選手の活躍
スラックラインには、技を競う大会があります。たとえば2019年10月に兵庫県加東市で開かれたトリックラインの大会では、男子オープン、女子オープン、ジュニア(小学生)男女混合のクラスがあり、難易度・トリックの数・パフォーマンス力の3つの点で見られました。約140cmの高さのマットを使い、補助マットも使えるルールでした。これは一つの大会の例で、大会ごとにルールは変わります。
国際大会でも日本の選手が活躍しています。2022年6月にドイツで開かれた「Trickline World Cup Stuttgart 2022」では、男女とも優勝は日本の中学生の選手で、女子は日本の選手が表彰台を占めたと報じられました。
国内でも世界クラスの大会が開かれています。2025年9月には長野県小布施町で「2025 スラックライン・ワールドカップ ジャパン・フルコンボ」が開催されました。6年ぶりの開催で、世界ランキング上位11名と、国内のプロリーグを勝ち抜いた日本のトップ選手5名が出場したと紹介されています。
ここで大切なのは、大会に出るような選手も、最初は低く短いラインに立つところから始めたということです。いきなり難しい技を目指さず、まず立つ、歩く、という小さな「できた」を積み重ねるのが近道です。
初心者の始め方と安全のポイント
初心者向けの資料では、次のような目安が示されています。
- 短く、低く張る:ラインの長さは3〜5m程度、高さはひざ下(30〜40cmほど)から始める
- 設置場所を選ぶ:人や自転車、車が通る場所には張らない。キャンプ場や公園では、使ってよいか事前に確認する
- 木を使うときは養生する:太くて健康な木を選び、樹皮を守るために保護材を巻く。細い木や弱った木は避ける
- バックアップを付ける:万一ラインが切れたときのために、予備のロープなどを備える
- ラインを目立たせる:ほかの人が気づかず引っかからないよう、飾りなどで見えるようにする。使わないときは外す
- 子どもは保護者といっしょに:子どもが遊ぶときは、保護者が付き添う
落下によるケガの危険があります。道具の取り扱いや張り方に不安があるときは、経験のある指導者に教わってください。トリックラインの宙返りなどの難しい技や、高い場所のハイラインは、有資格の指導者・補助・マットのある環境で行ってください。持病や過去のケガがある方は、始める前に医師に相談しましょう。
道具の選び方や費用は、メーカーや販売店ごとに異なります。インターネットには安価なセットもありますが、強度や安全基準が製品によって違うとされているため、安全面の説明がはっきりしたものを選び、販売元の案内に従って設置してください。なお、販売店の資料は販売者の立場で書かれている点にも気をつけましょう。
子ども・大人が体験するときの選び方
スラックラインの体験会では、4歳から参加できるとする販売元の案内もあります(実施する団体や会場によって条件は違います)。年齢の目安は一つに決まっているわけではないので、体験会の案内で年齢や保護者の付き添いの条件を確認してください。
体の使い方を試すときは、「怖がらずにできたか」「もう1回やりたいと言うか」を見てあげるのが大切です。運動が苦手でも、運動が苦手な子におすすめの習い事で書いたように、小さな成功を増やせる環境なら続けやすくなります。
スゴ技スクールRPGは、東京・笹塚(京王線 笹塚駅 徒歩5分)にある週末のスキルスクールです。キッズ教室(5歳〜中学生)と大人教室(高校生〜)、プロコース、オンライン教室があり、バク転・ブレイクダンス・アニメーション&ロボットダンス・パントマイム・マジック・ジャグリング・AI教室・カラオケの種目を、土日に1コマ50分で学べます。チケット制で、初心者や親子での参加もできます。スラックラインの教室ではありませんが、「体を使う技に興味がある」という方は、まず種目を見て体験してみてください。教えるのは、芸歴20年の現役プロパフォーマー「ロボットしずく」です。上達の期間や成果をお約束するものではありません。
まとめ
- スラックラインは、ベルト状のラインの上でバランスをとり、歩く・技を出すスポーツ
- 種類はトリックライン、ロングライン、ハイラインなど。トリックラインが大会の花形
- 日本の選手も国際大会で活躍している
- 始めるときは3〜5m、ひざ下の高さから。設置場所・木の養生・バックアップの確認が大切
- 宙返りなどの難しい技は、有資格の指導者・補助・マットのある環境で行う
始めるときは、短くて低いラインからだよ。設置場所と道具の安全をたしかめて、むずかしい技は先生といっしょにしてね。
よくある質問
スラックラインは何歳から始められますか?
年齢の決まりは一つではありません。販売元の案内には、体験会は4歳から参加できるとするものがあります。子どもが遊ぶときは保護者が付き添ってください。体験会ごとの条件を確認しましょう。
最初はどのくらいの長さ・高さで張ればよいですか?
公開資料では、長さ3〜5m程度、高さはひざ下(30〜40cmほど)から始めるのが目安とされています。
公園や道に張ってもよいですか?
人や自転車、車が通る場所には張らないようにします。公園やキャンプ場では、使ってよいか事前に確認してください。木を使う場合は、樹皮を守る養生をします。
トリックラインでは何を競いますか?
大会によって異なります。2019年の兵庫県の大会の例では、難易度・トリックの数・パフォーマンス力の3点で見られました。
参考にした情報
- スラックライン(Wikipedia):https://ja.wikipedia.org/wiki/スラックライン
- 本田技研工業「アウトドア レポート(2018年6月)」:https://www.honda.co.jp/outdoor/report/report201806.html
- ハッピーエール「スラックライン」(2019年GMP杯パークM大会の紹介):https://happyell.co.jp/happyell/slackline
- 共同通信PRワイヤー「スラックライン日本代表選手が大活躍!【Trickline World Cup Stuttgart 2022】」:https://kyodonewsprwire.jp/release/202206283125
- Goolight「2025スラックライン・ワールドカップジャパン」を開催:https://goolight.co.jp/about/history/
- Slackline Research「スラックラインとは(始め方・道具の選び方)」(販売元のページ):https://slackline-research.com/pages/about-slackline
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