パルクールの凄技|スピードとフリースタイルの2種目と世界選手権、初心者の始め方
パルクールは、体ひとつで障害物をのりこえていく動きだよ。競技にはスピードとフリースタイルの2つがあるよ!
ビルの壁をよじのぼり、手すりをとびこえ、すき間をすり抜ける。映像で見かけるパルクールの動きに、「どうやっているの?」と驚いた人は多いはずです。実はパルクールは、国際体操連盟(FIG)の正式な種目になっていて、日本でも世界選手権が開かれました。この記事では、競技としてのパルクールの中身と、これから始める人が知っておきたい安全の考え方を、公的な情報をもとにまとめます。
- パルクールは20世紀後半のフランスで生まれた身体運動文化で、いまは「スピード」と「フリースタイル」の2種目で競われる
- 2022年に東京、2024年に北九州でFIGパルクール世界選手権が開かれた
- 危険を伴う動きなので、有資格の指導者がいる環境で、段階を踏んで始めることが大切
パルクールとは?
日本パルクール委員会(日本体操協会パルクール委員会)の紹介ページによると、パルクールは20世紀後半のフランスで形成された身体運動文化を起源としています。壁や段差、手すりなどの障害物を、自分の体の力だけで効率よく、安全に乗り越えていく動きの練習です。
現在は、決まったルールのもとで競う競技としても行われています。日本パルクール委員会のページによると、2017年にFIGが公式の種目として取り上げました。
ここで大切なのは、「危ないことに挑戦する遊び」ではない、という点です。日本パルクール委員会のページでは、仲間と互いの安全を大切にし合うことや、危険を避ける力が重要だと説明されています。凄技の裏側には、失敗しない準備と、無理をしない判断があります。
競技の2種目:スピードとフリースタイル
FIGの紹介ページでは、競技パルクールは「スピード」と「フリースタイル」の2種目に分かれています。どちらも、設置された障害物(セクション)を使って競います。
| 種目 | 何を競う? | 勝敗の決まり方 |
|---|---|---|
| スピード | 障害物をできるだけ早くのりこえて、ゴールまで進む | タイム(時間)で順位が決まる |
| フリースタイル | 障害物を使って、スタイルや創造性をみせる | 技の難しさと出来ばえを審判が採点する |
スピードは、陸上競技のように「何秒でゴールできたか」がはっきり出る種目です。コースを覚えて、どこで足を出し、どこで手をつくかを考えながら進みます。止まったり、ミスしたりすると時間が伸びるので、速さと正確さのバランスが見どころです。
フリースタイルは、体操やダンスに近い見せ方の種目です。2024年の世界選手権の記録ページを見ると、得点は「難しさ(Dif)+出来ばえ(Exe)-減点(Pen.)」の形で表示されています。つまり、むずかしい技に挑戦するだけでなく、きれいに決めることも同じくらい大切です。
スピードは「何秒で行けたか」、フリースタイルは「どれだけ上手に決めたか」で競うんだよ。見くらべてみてね。
日本で開かれた世界選手権
FIGパルクール世界選手権は、2022年に東京で第1回が開かれました。第2回は2024年11月15日から17日に、北九州市の勝山公園内の特設会場で行われ、FIGと日本体操協会が主催しました。種目は男女のスピードと、男女のフリースタイルです。
日本パルクール委員会が公開している結果ページによると、男子フリースタイルでは日本の選手が2位になりました。ジュニアの種目も行われ、日本の選手が出場しています。海外の強豪と同じ会場で競う姿は、これから競技を始めたい子どもや大人にとって、よい目標になりそうです。
なお、日本体操協会のサイトにはパルクールの専用ページがなく、競技の情報は日本パルクール委員会のサイトで案内されています。ニュースや大会の結果、ルールを知りたいときは、まずそこを確認するとよいでしょう。
初心者の始め方と安全の考え方
パルクールの動きは、見た目よりずっと体への負担が大きいものです。FIGのページでは、技の例としてキャットリープ(壁に飛びついてつかまる)、アームジャンプ(腕で体を支えて越える)、ドロップジャンプ(高い所から降りる)、ウォールラン(壁を駆け上がる)などが紹介されています。どれも、いきなり真似をするとケガにつながる動きです。
パルクールやアクロバットなど、危険を伴う動きは、必ず有資格の指導者・補助・マットなどの安全対策がある環境で行ってください。ビルや公園の遊具、手すりなどで自己流の練習をするのは避けましょう。持病やケガのある方は、始める前に医師に相談してください。
日本パルクール委員会のサイトでは、指導者や審判を育てる講習会が案内されており、競技の発展とあわせて安全性の向上が目標として掲げられています。教室や体験会を選ぶときは、次の点を確認してみてください。
- 指導者の経歴:どんな資格や経験があるのか、説明してくれるか
- 練習の環境:マットや補助など、安全の工夫があるか
- 段階の踏み方:基本の動きから順に進める方針か
- 年齢の目安:対象年齢や、保護者の見学・付き添いのルールが決まっているか
年齢の目安は教室ごとに違うため、この記事では一律の年齢は示しません。気になる教室があれば、体験の前に問い合わせて確認しましょう。「短期間で必ずできる」とうたう教室は、無理な練習につながるおそれがあるので注意してください。
危険を伴う技を習うときの考え方は、バク転は何歳から?子どもが習う目安と、安全な習い事の選び方でもまとめています。
体を動かす習い事を探すなら
パルクールのように「体を思いどおりに動かしたい」と考える子どもや大人には、はじめの一歩としてほかの種目から体の動かし方を学ぶ方法もあります。スゴ技スクールRPGは、東京・笹塚(京王線 笹塚駅 徒歩5分)にある週末のスキルスクールです。キッズ教室(5歳〜中学生)と大人教室(高校生〜)があり、バク転、ブレイクダンス、アニメーション&ロボットダンス、パントマイム、マジック、ジャグリングなどを土日に学べます。1コマは50分で、初心者や親子での参加もできます。
教えるのは、芸歴20年の現役プロパフォーマー「ロボットしずく」です。パルクールという種目そのものはありませんが、体を使った表現に興味がある方は、無料体験で雰囲気を見てみてください。上達の期間や成果をお約束するものではありません。運動が不得意な子の選び方は運動が苦手な子におすすめの習い事も参考になります。
まとめ
パルクールは、フランスで生まれた身体運動文化をもとに、いまはスピードとフリースタイルの2種目で競われるスポーツです。日本でも2024年に北九州で世界選手権が開かれ、競技としての注目が高まっています。一方で、動きには危険が伴います。始めるときは、有資格の指導者・補助・マットのある環境で、基本から段階を踏むことを忘れないでください。
映像で見る「凄技」は、長い時間をかけた準備の結果です。見て楽しむ、体験会に行ってみる、基本の運動から始める。自分に合った入口を選んで、無理なく続けていきましょう。
むずかしい動きは、先生のいる安全な場所で、少しずつ進めようね。自己流でまねするのは、あぶないよ。
よくある質問
パルクールは何歳から始められますか?
一律の年齢は、今回確認した公的な情報では見つかりませんでした。教室や体験会ごとに対象年齢が決まっているので、申し込む前に確認してください。
競技にはどんな種目がありますか?
FIGの紹介ページでは、スピードとフリースタイルの2種目が示されています。スピードはタイム、フリースタイルは審判の採点で競います。
公園や街で自己流で練習してもいいですか?
おすすめしません。高さのある場所での練習は大きなケガにつながるおそれがあります。有資格の指導者・補助・マットのある環境で行ってください。
競技の情報はどこで見られますか?
日本パルクール委員会のサイトと、FIGのパルクールのページで、大会情報や結果を確認できます。
スゴ技スクールRPGの無料体験は、予約してから来てね。笹塚で待ってるよ〜!
まずは無料体験から
キッズ教室(5歳〜中学生)も大人教室(高校生〜)も、無料体験を受付中です。初心者・親子参加OK。
📅 空き枠から予約する💬 LINEで相談する無料体験は1人1回まで/予約後のキャンセルはできません(お休みの連絡は可能)
参考にした情報
- 日本パルクール委員会「ABOUT PARKOUR」:https://www.japanparkourcommission.jp/about-parkour/
- 日本パルクール委員会「第2回FIGパルクール世界選手権・北九州」(大会情報・結果):https://www.japanparkourcommission.jp/event/3706/https://www.japanparkourcommission.jp/event/result/3706
- 日本パルクール委員会「教育」:https://www.japanparkourcommission.jp/education/
- 国際体操連盟(FIG)Parkour Presentation:https://www.gymnastics.sport/site/pages/disciplines/pk-presentation.php