有華「Partner」異例の“2度目のバズ”はなぜ起きた?|ダンスクリエイターの振り付けとAメロの力
1度バズった曲が、数年後にもう一度、しかも別のパートでバズる。シンガーソングライター有華さんの「Partner」は、そんな珍しい道をたどりました。2026年6〜7月にはTikTokの週間音楽チャートで3週連続1位を獲得しています。
1度目のバズ(2022年):サビで「愛が高まる」
「Partner」は、2022年2月から4月にかけて行われた3か月連続リリースの第3弾として発表された曲です。発表当時、「聴くと愛が高まる」とSNSで話題になり、カップルがこの曲を使った動画を投稿する流れが生まれました。このときに使われていたのは、恋の高まりをまっすぐ歌うサビの部分でした。
2度目のバズ(2026年):ダンスクリエイターの振り付け
2026年5月30日、ダンスクリエイターのローカルカンピオーネさんが「Partner」の振り付け動画を投稿。シンプルで真似しやすい振りが、インフルエンサー、そして一般ユーザーへと広がり、新しいトレンドになりました。
今回使われたのは、サビではなくAメロ。パートナーとの将来や、選んでくれたことへの感謝を描く部分で、1度目とはまったく違う角度から曲の魅力が見つかった形です。
報道によると、TikTokの週間音楽チャートでは6月16日発表の回で4位に初登場し、翌週には5週連続1位だったサカナクション「夜の踊り子」を抜いて1位に。7月7日発表の回まで3週連続で1位を守りました。曲のSNS総再生は20億回を超えたと紹介されています。
ポイント① 曲の「どこを切り取るか」で別の曲になる
TikTokで使われるのは、多くの場合曲の15〜30秒ほど。つまり1曲の中に、バズる可能性のある場所が何か所もあるということです。「Partner」はサビで1回、Aメロで1回。切り取る場所が変わったことで、新しい聴き手に届きました。
ポイント② ダンスクリエイターとの相性
2度目のバズの起点は、アーティスト本人ではなくダンスクリエイターでした。シンガーソングライターは自分で踊らないことも多いですが、振り付けは「誰かが作ってくれる」こともある。そして、振りがつくと、曲は「聴くもの」から「参加するもの」に変わります。
最初から自分で振り付けを用意しておけば、その流れを自分で作りにいくこともできます。
シンガーソングライターが今できること
- 曲の中で「手振りをつけやすい歌詞」の場所を探しておく
- MV撮影の日に、手振り版の縦動画も撮っておく
- 踊ってくれた人の動画には積極的に反応する
あなたのチームには、シンガーソングライター向けのMV撮影と、歌+TikTok振り付け撮影のメニューがあります。実際に、歌+TikTok振り付け撮影では、ご本人のアカウントからひとつの音源で97万再生を記録した例もあります。弾き語りが広がったYUIさんの例はこちら。
※数字や順位は、各記事・発表の時点のものです。曲名・アーティスト名は各権利者のものです。
