モナキ「ほんまやで☆なんでやねん☆しらんけど」はなぜバズった?|TikTok上半期トレンド大賞の理由
2026年6月30日に発表された「TikTok上半期トレンド大賞2026」で、大賞を受賞したのは平均年齢33歳の4人組グループ・モナキでした。デビュー曲「ほんまやで☆なんでやねん☆しらんけど」は、デビュー前の段階でTikTokの総再生が7億回を突破。新人グループがなぜここまで広がったのか、映像を作る立場から読み解きます。
モナキってどんなグループ?
モナキは、おヨネ・じん・サカイ Jr.・ケンケンの4人組。純烈のリーダー・酒井一圭さんがプロデュースする「純烈の弟分」として、約1,000人の一般応募の中から選ばれたメンバーで結成され、2026年4月にデビューしました。平均年齢は33歳と、新人グループとしては異色の顔ぶれです。
TikTokの発表によると、デビュー前に総再生7億回を突破し、アーティスト自身がトレンドを発信して世代をまたぐコミュニティを作ったことが大賞の理由とされています。2026年9月の報道では、デビュー曲のSNS総再生は19億回を超えたと紹介されています。
バズの理由① 曲名そのものが「口ぐせ」になる
「ほんまやで」「なんでやねん」「しらんけど」。どれも関西弁の会話でよく出てくるフレーズで、一度聞くと忘れにくいのが最大の強みです。ツッコミの空気感があるので、動画の「オチ」や会話のリアクションにもそのまま使えます。
TikTokでは、曲はBGMとして他人の動画に貼られてはじめて広がります。曲名=フレーズ=使いどころ、が一瞬でわかる曲は、使う側が迷わないのです。
バズの理由② 真似しやすい「ほんまやでダンス」
曲とセットで広がったのが、通称「ほんまやでダンス」。難しいステップではなく、手の動きと表情で見せる振りなので、ダンス経験がない人でも、スマホの前でそのまま真似できます。
TikTokで流行る振り付けには共通点があります。
- 15秒前後で完結する
- 上半身(手振り)中心で、狭い部屋でも踊れる
- 友だちや家族と2人以上で踊ると楽しい
- 最後に「決めポーズ」がある
モナキの振りはこの条件をきれいに満たしていて、若い世代だけでなく大人や家族の投稿にも広がりました。
バズの理由③ 「仕返し動画」でファン以外も巻き込んだ
モナキの曲で踊ってくれたアーティストに対して、今度はメンバーがそのアーティストの曲を踊って返す、いわゆる「仕返し動画」もモナキらしい動きです。メンバー自身が「クオリティは低め」と笑いに変えたこれらの動画は、ほかのアイドルのファンの目にも触れ、新しいファンを呼び込むきっかけになりました。
ポイントは、完成度よりも反応の速さと楽しさを優先していること。公式の作品(MV)はきっちり作り、SNSの返し動画は軽く早く出す。この使い分けが、親しみやすさを生んでいます。
アーティストが真似できること
モナキの例から、これからMV・PVを作るアーティストが取り入れられるのは次の3つです。
- 曲の「一言」を決めておく:タイトルやサビのフレーズを、動画の使いどころ(オチ・ツッコミ・あいさつ等)とセットで考える。
- MVと同時にTikTok用の振りを作る:本編の撮影日に、縦型の振り付け動画も一緒に撮っておくと、公開日からSNSで動き出せます。
- 公開後は「返す」:踊ってくれた人に反応したり、コラボで返したりして、曲の周りに人が集まる場所を作る。
あなたのチームでは、MVの撮影とTikTok用の振り付けをセットで提案しています。詳しくはバズったMV・TikTokに共通する7つの法則でもまとめています。
- TikTok Newsroom「TikTok上半期トレンド大賞2026」受賞発表
- THE FIRST TIMES『サクサクヒムヒム』モナキ特集の記事(2026年9月27日)
- テレキャリア「2026年上半期 TikTokでバズった人気曲まとめ」
※数字や順位は、各記事・発表の時点のものです。曲名・アーティスト名は各権利者のものです。
