中学受験と習い事の両立|続ける・やめるの考え方と、保護者の調査から見る実態
こんにちは!中学受験の勉強と習い事をどうするか、調査の数字を見ながら、ぼくといっしょにゆっくり考えていこうね。
中学受験を考え始めると、「習い事はどこまで続けるべき?」「全部やめたほうがいい?」と迷う保護者は少なくありません。結論から言うと、正解は家庭ごとに違います。この記事では、公開されている保護者調査の数字を手がかりに、続ける・やめる・減らすを考えるときの視点を整理します。
- リセマムの2025年調査では、習い事をすべて続けた家庭は18%、一部をやめた家庭は45%、すべてやめた家庭は37%
- 決め手は、受験の目的を家族で共有し、学年や模試の予定、子どもの気持ちと合わせて考えること
- やめるか迷うときは、「全部やめる」だけでなく「減らす」「お休みする」という選択肢もある
調査でわかる、受験期の習い事の実態
教育メディアのリセマムは、2025年7月2日〜8月4日に、中学生以上の子をもつ保護者へインターネット調査を行いました。有効回答は327人で、そのうち中学受験をしたのは306人(94%)です。居住地は首都圏が76%、関西圏が12%、東海圏が3%でした(調査の詳細は、末尾の「参考にした情報」を参照してください)。
この調査では、塾以外にどんな習い事をしていたかも聞いています。割合の高い順に並べると、次のとおりです。
| 順位 | 習い事 | 割合 |
|---|---|---|
| 1位 | スポーツ | 66.0% |
| 2位 | 音楽 | 39.9% |
| 3位 | 英会話 | 33.0% |
| 4位 | 書道 | 20.3% |
| 5位 | 公文式 | 19.9% |
つまり、受験を考える家庭でも、体を動かす習い事に通っていた子は多かったことがわかります。一方で、受験期に習い事を続けられた家庭は多数派ではありません。習い事をすべて続けたのは18%、一部をやめたのは45%、すべてやめたのは37%でした。すべて続けた家庭は2割に届かないものの、「一部は残した」家庭を合わせると、何らかの習い事を続けた家庭は半数を超えます。
なお、リセマムの記事は、2025年の首都圏の私立・国立中学の受験者数が5万2,300人(首都圏模試センター推定)で、受験率は18.10%だったと紹介しています。受験をする家庭が多い地域でも、習い事の扱いは各家庭の事情で分かれます。
調査では、習い事をすべて続けた家庭は18%、一部をやめた家庭は45%、すべてやめた家庭は37%だったよ。いろんな選び方があるんだね。
続ける?やめる?迷いを整理する4つの視点
リセマムの記事には、受験専門家のコメントも載っています。要約すると、「習い事を続けるかどうかに正解はなく、家庭ごとの受験の目的を家族で共有することが大切」という考え方です。ここから、迷ったときに確認したい視点を4つにまとめます。
- 受験の目的を言葉にする:どんな学校で、どんな中学生活を送ってほしいのか。目的が見えると、習い事の優先度も決めやすくなります。
- 学年と模試の予定を見る:リセマムの記事は、6年生になると祝日にも模試があり、両立が難しくなる傾向があると述べています。「いつ見直すか」を先に決めておくと安心です。
- 子ども本人の気持ちを聞く:続けたいのか、少し休みたいのか。本人の言葉を聞くことは、後悔を減らす第一歩です。習い事を辞めたいと言われたときの聞き方は、習い事を辞めたい|子どもが言い出したときの考え方も参考にしてください。
- 気分転換になっているかを見る:回答者のコメントには、続けてよかった点として「視野が広がる」「気分転換になる」「精神的なバランスが取れた」という声がありました。逆に、気分転換になる習い事は続けたほうがよかったと振り返る声もあります。
どれも、調査に登場した「ご家庭の声」であって、続けた方が必ず良い結果になるという意味ではありません。受験を最優先にして習い事を整理する選択も、もちろん一つの考え方です。
続ける場合の工夫と、減らす・お休みする考え方
「全部やめるか、全部続けるか」の二択にしなくても大丈夫です。調査の回答者の例には、次のような工夫がありました。
- 塾を使わず通信教育のみで受験し、習い事を続けた事例
- 中堅校を目指し、4〜5年生から計画的に進めた事例
- 子どもが小さいうちは習い事や旅行を優先し、中学受験をしなかった家庭の事例
これらを参考に、家庭でできる整理の方法を考えてみましょう。たとえば、習い事が複数あるなら、数を絞って1つだけ残す方法があります。通う頻度を月に何回かに減らす、模試や試験の前だけお休みする、といった形もあります。習い事の数や週のスケジュールの考え方は、習い事の掛け持ち|何個まで?週のスケジュールの立て方にまとめています。
習い事をやめる場合も、「受験が終わったらまた始めよう」と区切りをつけておくと、気持ちの切り替えがしやすくなります。ただし、再開する家庭の割合などは、今回の調査記事には書かれていません。再開できるかは教室ごとの案内を確認してください。
また、曜日や時間の通いやすさも大切です。平日に塾の予定が詰まりやすいなら、土日だけ通える習い事は一つの候補になります。考え方は土日だけの習い事|平日が忙しい子の選び方で紹介しています。
受験期の気分転換に、体を動かす習い事という選択
調査では、塾以外の習い事の1位がスポーツ(66.0%)でした。回答者のコメントには「気分転換になる」という声もありました。もちろん、お子さんによって合う気分転換は違います。競争が少なく、小さな「できた!」を重ねられる習い事を探したい場合は、運動が苦手な子におすすめの習い事も参考になります。
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バク転などのアクロバットは、必ず有資格の指導者・補助・マットのある環境で行ってください。家での自己流の練習は、ケガの原因になります。
受験期は、予定が変わりやすい時期でもあります。無料体験は1人1回までで、予約後のキャンセルはできません(お休みの連絡は可能です)。受験の予定が見えているときに、日程を選んで予約すると安心です。上達の期間や成果をお約束するものではなく、まずは雰囲気を見ていただくことが目的です。
まとめ
中学受験と習い事の両立について、リセマムの2025年調査では、習い事をすべて続けた家庭は18%、一部をやめた家庭は45%、すべてやめた家庭は37%でした。どれが正しいというより、家庭ごとの受験の目的に合わせて決めることが大切です。迷ったときは、受験の目的・学年と模試の予定・子ども本人の気持ち・気分転換になるかの4つを、家族で話してみてください。習い事の選び方全体の考え方は、習い事の選び方|子どもに合う種目の決め方もあわせてご覧ください。
- リセマム「保護者300人に聞いた中学受験…『習い事は続ける?辞める?』後悔しない選び方とは」(2025年12月5日掲載。調査期間:2025年7月2日〜8月4日、中学生以上の子をもつ保護者対象のインターネット調査):https://resemom.jp/article/2025/12/05/84221.html
受験者数・受験率(首都圏模試センター推定)は、上記の記事内の紹介による。調査結果は回答者の家庭の傾向であり、すべての家庭に当てはまるものではありません。
家庭によって正解はちがうよ。受験の目的を家族で話し合って、無理のない形を見つけてね。
よくある質問
中学受験をするなら、習い事は全部やめたほうがいいですか?
決まりはありません。リセマムの調査でも、すべて続けた家庭が18%、一部をやめた家庭が45%、すべてやめた家庭が37%と分かれました。受験の目的や学年、子どもの気持ちに合わせて決めましょう。
いつ頃から習い事を見直せばいいですか?
調査記事では、6年生になると祝日にも模試があり、両立が難しくなる傾向があると紹介されています。学年が上がる前や、模試のスケジュールが出た時点で、一度家族で見直す日を決めておくと安心です。
受験が終わったら、また始められますか?
再開できるかどうかや、受け入れの条件は教室によって異なります。やめる前に、お休み制度や再開の方法を教室に確認しておくと安心です。
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