
どうも、こんにちは!ロボットしずくです。稲川幸雄さんの演劇に参加したあと「劇団ロボットカンパニー」を立ち上げ、40人の仲間と舞台をつくってきた演劇人・パフォーマーです。今は芸術鑑賞プロデュース会社「心」で、学校の芸術鑑賞会をお手伝いしています。
「芸術鑑賞会って、そもそも何のためにやるの?」──先生方や保護者の方から、よくこんな質問をいただきます。この記事では、学校の芸術鑑賞会がどんな行事なのか、何を大切にするとよいのかを、舞台をつくる側の目線からまとめてみます。
芸術鑑賞会とは、学校で「本物の舞台」に出会う行事
芸術鑑賞会とは、小学校・中学校・高校などで、児童・生徒が演劇・音楽・伝統芸能・パフォーマンスなどの舞台芸術を鑑賞する学校行事です。体育館やホールにプロの出演者を招いて公演する形もあれば、劇場へ出かけて鑑賞する形もあります。
文部科学省の学習指導要領では、特別活動の「学校行事」のひとつに文化的行事が挙げられていて、文化や芸術に親しむ活動がその内容に含まれています。芸術鑑賞会は、この文化的行事として行われることが多い行事です。
なぜ学校で舞台を見るのか
私は、芸術鑑賞会の一番の価値は「同じ空間で、同じ瞬間を、全員で体験すること」だと考えています。動画やテレビでも作品は見られますが、生の舞台には次のような特別さがあります。
- 役者の息づかい、楽器の振動、客席の空気まで体で感じられる
- 同じ演目でも、その日・その会場にしかない一回きりの舞台になる
- 友だちと一緒に笑ったり、息をのんだりした記憶が、学年全体の共通体験として残る
どんなジャンルがある?
芸術鑑賞会で選ばれるジャンルは幅広く、主に次のようなものがあります。
- 演劇・ミュージカル:物語を通して、友情・家族・命などを考えるきっかけに
- 音楽:オーケストラ、ジャズ、和楽器、合唱など
- 伝統芸能:狂言、落語、和太鼓など、日本の文化にふれる
- パフォーマンス・サーカス:ブラックライトショー、サンドアート、ジャグリングなど
- 講演会・授業型ショー:夢や生き方、科学などを楽しく学ぶ
ジャンルごとの選び方は芸術鑑賞会の演目の選び方でくわしく書いています。
依頼から当日までの流れ
学校が外部の団体に公演を依頼する場合、一般的には次のような流れになります。
- 学年・人数・会場・時期・ご予算などを決める
- 演目を比較し、団体に相談・見積もりを依頼する
- 公演内容・時間・会場設営(舞台・音響・照明・電源など)を打ち合わせる
- 事前学習(あらすじや見どころの紹介)を行う
- 公演当日。終わったら感想文や振り返りで体験を言葉にする
体育館で行う場合の準備は体育館で芸術鑑賞会をするときの準備にまとめました。
「良い芸術鑑賞会」にするために
演劇をつくってきた立場から言うと、良い芸術鑑賞会には共通点があります。それは、学校が「子どもたちにどんな時間を過ごしてほしいか」を出演者と共有していることです。
「最近、学年の雰囲気がぎくしゃくしている」「卒業前に思い出に残るものを」「伝統文化に触れさせたい」。こうした先生方の思いがわかると、私たち出演者も、話し方や演出の細かいところまで調整できます。
私たち芸術鑑賞プロデュース会社「心」では、演劇・音楽・伝統芸能・パフォーマンス・講演会まで20を超える演目から、学年やテーマ、ご予算に合わせて公演をご提案しています。演目が決まっていない段階でも、お気軽にご相談ください。
※制度や事業の内容は、記事作成時点で公開されている情報をもとにしています。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。







