行政

法務省、Netflix『ラヴ上等』とのコラボを中止|出演者の発言が更生保護の趣旨に合わず

 発生:2026年8月21日

霞が関の法務省の建物(写真はイメージ)
霞が関の法務省の建物(写真はイメージ) 写真:Wikimedia Commons(作者・ライセンスはリンク先に記載)

法務省保護局が、罪を犯した人の立ち直りを支える「更生保護」を知ってもらうために始めたNetflixの番組とのタイアップを、約2週間で中止しました。番組内の出演者の発言が犯罪を肯定しているように受け取られ、企画の趣旨に合わないと判断したためです。

この記事のポイント
  • 国の広報と番組内容のズレが問題に
  • 法務省は予算は使っていないと説明
  • 被害者への配慮と更生支援の両立が課題に

何があったのか

法務省保護局は8月5日、Netflixの恋愛リアリティー番組『ラヴ上等』シーズン2とのタイアップを始め、翌6日にはXでコラボポスターを公開しました。ポスターは約2000部作られていました。

配信が始まると、出演者の過去の行為をめぐる発言がSNSで問題になり、法務省には犯罪被害者が不快に感じるのではないかという意見が寄せられました。

なぜ批判されたのか

更生支援を広める国の広報に、犯罪や非行を軽く扱うような発言のある番組を組み合わせるのは適切なのか、という疑問が上がりました。犯罪被害者の気持ちへの配慮を求める声もありました。

税金が使われているのではという指摘も出ましたが、Business Insider Japanによると、法務省は予算は一切使っていないと答え、コラボはNetflix側からの申し出で金銭のやりとりもなかったとしています。

当事者の対応

法務省は8月21日、出演者の発言が犯罪や非行を肯定しているように受け取られ、更生保護への理解を深めるという企画の趣旨に合わないとして、タイアップの中止を発表しました。

平口洋法相は8月28日の閣議後会見で、批判を真摯に受け止めると述べ、犯罪被害者の心情への配慮と、立ち直ろうとする人への支援の両方を大切にしていく考えを示しました。

これまでの経緯

  1. 法務省保護局と『ラヴ上等』シーズン2のタイアップ開始
  2. Xでコラボポスターを公開
  3. 法務省がタイアップ中止を発表
  4. 平口法相が会見で批判を真摯に受け止めると発言

参考にした報道・発表

本記事は上記の報道と公式発表をもとに、2026年10月9日時点で確認できた事実をまとめたものです。その後の状況が変わっている場合があります。

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