行政

厚労省、がん支援の映画タイアップを中止|病院ポスターに「不安になる」と批判

 発生:2026年8月24日

厚生労働省が入る霞が関の庁舎(写真はイメージ)
厚生労働省が入る霞が関の庁舎(写真はイメージ) 写真:Wikimedia Commons(作者・ライセンスはリンク先に記載)

厚生労働省が、15〜39歳の「AYA世代」のがん患者と家族向けの支援制度を知ってもらうために始めた映画とのタイアップが、発表からわずか5日で中止になりました。映画のタイトルが死を連想させ、治療中の患者を不安にさせるという批判が相次いだためです。

この記事のポイント
  • 患者が通う病院へのポスター掲示が問題に
  • 厚労省は「当事者への配慮が足りなかった」と認めた
  • 発表から5日での中止

何があったのか

厚労省は8月19日、映画『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』とのタイアップを公式Xで発表しました。若い世代のがん患者向けの制度ガイドを周知するためのもので、タイアップのポスターを都道府県やがん診療連携拠点病院などに送っていました。

なぜ批判されたのか

SNSでは、タイトルが死を連想させ、治療中の患者を不安にさせる、患者が通う病院に貼るのはふさわしくない、という声が上がりました。

支援制度を届けたい相手である患者本人の気持ちへの配慮が足りなかったのではないか、という点が批判の中心になりました。

当事者の対応

厚労省は8月24日に報道発表を出し、がん患者と家族に不快な思いや心配をかけたとして謝罪しました。病院にポスターを掲示したことや、周知の手段としてタイアップを選んだことについて、当事者への配慮が足りなかったと認めています。

そのうえでタイアップを中止し、送ったポスターの回収と掲示の停止、特設ページとSNS投稿の削除を行うとしました。共同通信は、映画会社も中止の意向を示していると伝えています。ネット上では、すぐに撤回したことを評価する声も出ています。

これまでの経緯

  1. 厚労省が公式Xで映画とのタイアップを発表
  2. タイアップ中止と謝罪を発表、ポスター回収・特設ページ削除へ

参考にした報道・発表

本記事は上記の報道と公式発表をもとに、2026年10月9日時点で確認できた事実をまとめたものです。その後の状況が変わっている場合があります。

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