PR案件の取り方|フォロワーが少なくても企業から依頼が来るアカウントの作り方とステマ規制の注意点
どうも、こんにちは!ロボットしずくです。「令和の虎」に志願者として出演し、オール達成をいただいた、株式会社RPGエンターテイメントの社長です。これまで個人のアカウントは200人以上、企業のアカウントは100社以上を見てきて、初めての投稿でも100万再生を連発。そんなバズる動画を制作してきました。
SNSを続けていると、「いつか企業からPR案件の依頼をもらえるようになりたい」と思いますよね。でも、何をすれば依頼が来るのか、フォロワーが何人いれば声がかかるのか、わからないことだらけだと思います。この記事では、PR案件の種類から、依頼が来るアカウントの作り方、自分から仕事を取りに行く方法、そして必ず知っておきたいステマ規制とPR表記のルールまで、初心者にもわかるように順番にお話しします。
PR案件とは?どんな仕事があるの?
PR案件とは、企業やお店から依頼を受けて、商品やサービスをSNSで紹介するお仕事のことです。「企業案件」「タイアップ」と呼ばれることもあります。企業にとっては、広告よりも身近な目線で商品を知ってもらえるのが魅力で、クリエイターにとっては、SNSを仕事にする入り口のひとつになります。
ひとくちにPR案件といっても、いろいろな形があります。代表的なものを表にまとめました。
| 種類 | 内容 |
|---|---|
| 商品提供 | 商品やサービスを無料で受け取り、使った感想を投稿する |
| 投稿の報酬あり | 決められた内容の投稿や動画を作り、報酬を受け取る |
| アンバサダー | 一定の期間、ブランドの「顔」として何度か紹介する |
| 成果報酬型 | 紹介した商品が売れた数などに応じて報酬が決まる |
| 来店・イベント | お店やイベントに行き、その様子を発信する |
最初のうちは、商品提供や少額の案件から始まることが多いです。どれも「お仕事」なので、無料で商品をもらうだけの場合でも、あとで説明するPR表記のルールは同じように守る必要があります。
企業はどんなアカウントに依頼する?
「フォロワーが何万人いないとPR案件は来ない」と思っている人が多いのですが、企業が見ているのはフォロワー数だけではありません。依頼する側の立場で考えると、「この人に紹介してもらったら、商品を欲しいと思う人に届きそうか」がいちばん大事なポイントです。
企業がアカウントを見るときに、よく確認されるのは次のようなところです。
- ジャンルがはっきりしているか:美容、料理、ペット、子育てなど、何のアカウントかが一目でわかると、合う商品を持つ企業が声をかけやすくなります。
- フォロワーの反応があるか:いいね・コメント・保存がしっかりついているアカウントは、紹介したときにも見てもらえると考えられます。
- 投稿の質と雰囲気:写真や動画が見やすく、商品のイメージに合う雰囲気かどうかも見られます。
- 安心して任せられるか:過激な投稿や、トラブルになりそうな発言がないかも大切です。
- 連絡がとれるか:プロフィールに仕事の連絡先がないと、依頼したくても声をかけられません。
PR案件の取り方5つ
依頼が来るのを待つだけでなく、自分から動くことで、PR案件に出会えるチャンスはぐっと増えます。初心者でも今日からできる5つの方法を紹介します。
1. プロフィールに「お仕事の窓口」を作る
まずはプロフィールに、仕事の依頼を受け付けていることと、連絡先(仕事用のメールアドレスやお問い合わせフォームなど)を書きましょう。「PR・お仕事のご依頼はこちら」の一文があるだけで、企業の担当者は声をかけやすくなります。プロフィールの整え方はSNSプロフィールの作り方を参考にしてください。
2. 「紹介する力」が伝わる投稿を作っておく
自分で買って気に入った商品を、PRではない普段の投稿で紹介してみましょう。使ってみた感想、良かったところ、どんな人に向いているかを、自分の言葉で伝える投稿が並んでいると、企業は「この人に頼んだらこう紹介してくれるんだな」とイメージしやすくなります。
3. キャスティング・マッチングサービスに登録する
インフルエンサーと企業をつなぐサービスやアプリに登録すると、募集中の案件に応募できます。サービスによって、登録の条件や手数料、扱っているジャンルがちがうので、利用規約をよく読んでから使いましょう。
4. 自分から企業やお店に提案する
好きなブランドや、地元のお店に「こんな投稿で紹介したい」と提案する方法もあります。そのときは、アカウントの紹介、フォロワーの特徴、どんな投稿を作るかの案を短くまとめて送ると、相手も判断しやすくなります。
5. 事務所やマネジメントに所属する
タレントやインフルエンサーの事務所に所属すると、事務所が企業との間に入って、案件の紹介や条件の調整をしてくれることがあります。所属の条件や契約の中身は事務所によってちがうので、よく確認してから決めましょう。
依頼が来たときに確認したいこと
初めて依頼が来るとうれしくて、すぐに「やります!」と返事をしたくなりますよね。でも、あとで「こんなはずじゃなかった」とならないように、引き受ける前に条件をしっかり確認しておくことが大切です。
| 確認すること | チェックのポイント |
|---|---|
| 報酬と支払い | 金額、商品提供のみか、支払いの時期と方法 |
| 投稿の内容 | どのSNSに、何本、どんな形で投稿するか |
| スケジュール | 下書きの提出日、投稿日、投稿を残しておく期間 |
| 修正の回数 | 企業のチェックで何回まで直すか |
| 二次利用 | あなたの写真や動画を、企業が広告などに使ってよいか、その期間 |
| PR表記 | 「PR」などの表記をどこに、どう入れるか |
大切なことは、口約束にせず、メールや書面などあとで見返せる形で残しておくことです。また、自分が本当におすすめできない商品の依頼は、無理に受けなくてかまいません。フォロワーとの信頼は、一度失うと取り戻すのに時間がかかります。
ステマ規制とPR表記のルール
PR案件を受けるなら、ここはいちばん大事なところです。2023年10月1日から、景品表示法の「不当表示」のひとつとして、ステルスマーケティング(ステマ)が規制されるようになりました。ステマとは、本当は広告なのに、広告だとわからないように見せて宣伝することです。
規制されるのはだれ?
景品表示法は、広告を出す側の「事業者」(商品やサービスを売っている企業やお店)を対象にした法律です。報道では、依頼を受けたインフルエンサーが、景品表示法違反として罰則を受けることは基本的にないだろうとされています。ただし、自分で商品を売っている場合は事業者として責任を問われる可能性があります。それに、ステマが見つかると、法律の問題とは別に、フォロワーからの信頼を失ったり、企業から依頼が来なくなったりするおそれがあります。
違反した事業者には、消費者庁から再発防止などを求める「措置命令」が出され、企業名が公表されることがあります。2024年6月には、Googleマップのクチコミで、割引と引き換えに高評価の投稿を求めていたクリニックに対して、ステマ規制による初めての措置命令が出たと報じられました。
どう表記すればいい?
- わかりやすい言葉で書く:「広告」「宣伝」「プロモーション」「PR」などの言葉や、「A社から商品の提供を受けて投稿しています」のような文章で、広告であることがはっきりわかるようにします。
- 見つけやすい場所に書く:たくさんのハッシュタグの中に「#PR」をまぎれこませるような書き方は、わかりにくいと判断されるおそれがあります。
- SNSの機能も使う:InstagramやTikTokなどには、タイアップやプロモーションであることを表示する機能があります。案件のときは、企業と相談して使いましょう。
- 商品提供だけでも表記する:お金をもらっていなくても、企業から商品を受け取って紹介する場合は、PRであることを伝えます。
※この記事は一般的な考え方を紹介するもので、法律の専門家によるアドバイスではありません。個別のケースは専門家に相談してください。
また依頼したくなるクリエイターになるコツ
PR案件は、1回で終わりではなく、「また頼みたい」と思ってもらえると、次の依頼やアンバサダーのお話につながることがあります。企業との信頼を積み重ねるために、次のことを意識してみてください。
- 締め切りと約束を守る:下書きの提出日や投稿日を守るのは、いちばん基本で、いちばん大事なことです。
- 広告っぽくしすぎない:商品の説明をそのまま読むのではなく、自分のフォロワーに伝わる言葉と見せ方で紹介します。
- 正直な感想を伝える:良いところだけでなく、「こんな人に向いている」と具体的に伝えると、見る人にも信頼されます。
- 投稿後の結果を報告する:再生数やいいね、コメントの反応などをまとめて伝えると、企業は次の判断がしやすくなります。
- 普段の投稿も止めない:PRばかりになるとフォロワーが離れやすくなります。ふだんの投稿で、アカウントの魅力を育て続けましょう。
PR案件を含めたSNSでの稼ぎ方は、SNSで副業を始めるには?の記事でも紹介しています。なお、PR案件で得られる収入は人によって大きくちがい、収入を保証するものではありません。
PR案件の依頼が来るかどうかは、毎日の投稿の積み重ねで決まります。でも、自分のアカウントのどこを直せば「頼みたい」と思われるのかは、1人ではなかなか気づけません。プロに見てもらいながら進めると、遠回りをせずにすみますよ。
RPGクリエイタースクールは、YouTube・Instagram・TikTok・Threadsの4つをまとめて学べる、仕事に特化したSNSスクールです。授業はオンラインなので日本全国どこからでも受講でき、入学した次の週から週1回の授業に参加できます。運営は、タレントやインフルエンサーのマネジメントを行う株式会社RPGエンターテイメント。私ロボットしずくがこれまでに増やしてきたフォロワー数は、2000万人以上です。
コースは、スタンダード(3ヶ月)、プロ(6ヶ月)、マスター(1年)の3つ。アカウントの作り方から、仕事につながる発信のしかたまで、授業で一緒に考えていきます。
参考にした報道:ITmedia ビジネスオンライン(新・ステマ規制のリスク)/宣伝会議 AdverTimes(ステマ規制で初の措置命令)/NTT東日本 BizDrive(ステマ規制の解説)
内山さん1080万人
あたろー120万人
りうたんと一茶79万人
おおにしさとし68万人
まりあさん32万人
半田なない31万人
RPGクリエイタースクールは、YouTube・Instagram・TikTok・Threadsをまとめて学べるSNSスクール。
プロに自分の投稿を直接見てもらいながら、SNSを伸ばせます。