連鶴の神技|一枚の紙から鶴がつながる、桑名の千羽鶴の歴史と見る・体験する方法
連鶴は、1枚の紙に切り込みを入れて、鶴をいくつもつなげる折り紙だよ。のりも糸も使わないんだ。すごいよね!
1枚の四角い紙に、はさみで切り込みを入れて折ると、何羽もの鶴がのりも使わずにつながったまま姿を現します。これが連鶴(れんづる)です。江戸時代の三重県桑名で生まれ、いまも「桑名の千羽鶴」として受け継がれています。この記事では、連鶴の歴史と代表的な作品、見る・体験する方法を、公的な情報や報道をもとにやさしく紹介します。
- 連鶴は、1枚の紙に切り込みを入れ、複数の鶴をつなげて折る日本の折り紙
- 考案者は桑名・長圓寺の僧侶、魯縞庵義道。1797年に『秘伝千羽鶴折形』が刊行された
- つながる鶴は2羽から最高97羽。桑名市が49種を無形文化財に指定している
連鶴とは?一枚の紙でつながる鶴
ふつうの折り鶴は、1枚の紙から1羽ができます。千羽鶴は、たくさんの鶴を糸で通してつなぐものです。ところが連鶴は、1枚の紙に切り込みを入れ、その切り込みを生かして折ることで、複数の鶴がつながった形になります。つなぎ目は紙そのもの。のりも糸も使いません。
つながる鶴の数は、2羽から最高で97羽まで。同じ「鶴」でも、並び方やつなぎ方によって、輪になったり、橋のようにのびたりと、まったく違う姿になります。折り紙のなかでも、計算と手わざが合わさった「神技」と呼ぶにふさわしい世界です。
折り紙や紙を使った伝統の芸は、ほかにもあります。寄席の即興切り絵を紹介した紙切りの神技や、紙の蝶が舞う演目もある手妻の神技とあわせて読むと、日本の「紙の芸」の広がりが見えてきます。
考案した僧侶と『秘伝千羽鶴折形』
連鶴は、200年以上前から伝わる折り紙です。政府広報オンラインの「Highlighting Japan」によると、考案者は三重県桑名市にある長圓寺の僧侶、魯縞庵義道(ろこうあん ぎどう、1762〜1834年)と分かっています。
連鶴の歴史を語るうえで欠かせないのが、1797年に京都の版元から刊行された『秘伝千羽鶴折形(ひでんせんばづるおりかた)』です。連鶴に関する、現存する最古の出版物とされています。この本には、折り図と完成形の絵、作品の題名、そして狂歌(おどけた短歌)が添えられていました。
つまり連鶴は、一部の人だけの秘密ではなく、江戸時代のうちに「本」になって広まった遊びでもあったのです。折り図が残っているからこそ、200年以上たったいまも、同じ形を折ることができます。
桑名の千羽鶴と代表的な作品
1976年、桑名市は『秘伝千羽鶴折形』に載っている49種を「桑名の千羽鶴」として、市の無形文化財に指定しました。無形文化財とは、形のない技や芸を守るための仕組みです。あわせて、技術を受け継ぐ人も認定されています。
代表的な作品には、次のようなものがあります。
| 作品名 | 特徴 |
|---|---|
| 百鶴(ひゃっかく) | 97羽がつながる作品 |
| 八橋(やつはし) | 8羽を丸く配置した作品 |
| 布晒(ぬのざらし) | 7羽がつながる作品。2016年の「ジュニア・サミットin三重」で、7か国の子どもたちに贈られた |
1976年に、桑名市が49種を「桑名の千羽鶴」として無形文化財にしたんだよ。つながる鶴は2羽から97羽まであるんだ。
神技のひみつは「切り込み」と「手に持って折る」こと
連鶴の難しさは、切り込みの位置にあります。1枚の紙のどこに、どれだけ切り込みを入れるかで、つながる鶴の数や形が決まります。切りすぎれば鶴が離れてしまい、切らなさすぎれば鶴の形になりません。紙の使い方を、あらかじめ計算しておく必要があるのです。
桑名の連鶴には、折るときの大事な考え方が伝えられています。報道では、次のような原則が紹介されています。
- 1羽ずつの鶴がきちんと折れること
- 楮(こうぞ)・三椏(みつまた)・雁皮(がんぴ)を原料にした和紙を使うこと
- 切り残しを少なくすること
- 机の上ではなく、手に持ったまま折ること
使う和紙には、福井県越前市今立地区の越前和紙が使われていると紹介されています。
また、『秘伝千羽鶴折形』の折り図には分かりにくい部分があり、桑名市博物館の学芸員が折り図を読み解いて、誰でも折れるように整理したと伝えられています。古い本を読み解き、いまの人が折れる形にするという努力が、連鶴をつないでいるのです。
連鶴を見る・体験する方法
連鶴は、見るだけでなく、体験もできます。報道や観光情報で紹介されている場所は次のとおりです。
- 桑名市博物館(三重県桑名市京町):連鶴の作品が展示されていると紹介されています。体験は、現地のスタッフに声をかけて申し込む形で、専用の和紙を購入して折る流れだと伝えられています。
- 六華苑:和紙代200円で体験できると紹介されています。
桑名市の小中学校では、折り方の指導も行われていると伝えられています。博物館での公開講座などを通して、次の世代へ受け継ぐ取り組みが続いているのです。
連鶴は切り込みを入れるため、はさみを使います。小さなお子さんは、必ず大人がそばで見守り、はさみの扱い方を確認してから始めましょう。開館日や料金、体験の受付は変わることがあります。出かける前に、各施設の公式案内で最新の情報を確認してください。
いきなり大きな作品に挑戦する必要はありません。まずは普通の折り鶴を1羽、ていねいに折ることから始めましょう。習い事選びで迷っているときは習い事の選び方も参考にしてみてください。
まとめと、手先の芸を始めたい人へ
連鶴は、1枚の紙に切り込みを入れて、複数の鶴をつなげる日本の折り紙です。桑名の僧侶、魯縞庵義道が考案し、1797年の『秘伝千羽鶴折形』で広まりました。現在は「桑名の千羽鶴」として市の無形文化財になり、博物館での展示や体験、学校での指導を通して受け継がれています。
紙1枚で人を驚かせる技は、実は手先を使う芸に通じます。スゴ技スクールRPGは、東京・笹塚(京王線 笹塚駅 徒歩5分)にある週末のスキルスクールです。キッズ教室(5歳〜中学生)と大人教室(高校生〜)があり、バク転・ブレイクダンス・アニメーション&ロボットダンス・パントマイム・マジック・ジャグリング・AI教室・カラオケを、土日に1コマ50分で学べます。初心者・親子参加OKで、教えるのは芸歴20年の現役プロパフォーマー「ロボットしずく」です。手先で人を驚かせたい方は、手品・マジックの始め方も読んでみてください。上達の期間や成果は保証できませんが、まずは無料体験(1人1回まで)で雰囲気を確かめられます。
連鶴は、桑名で200年以上受け継がれてきた紙の芸だよ。体験に行く前に、開館日は公式のお知らせで確認してね。
よくある質問
連鶴と千羽鶴は、どう違いますか?
一般的な千羽鶴は、たくさんの折り鶴を糸でつないだものです。連鶴は、1枚の紙に切り込みを入れて折ることで、鶴同士が紙でつながっています。
連鶴は、のりを使わないのですか?
1枚の紙を切り込みとともに折って作る方法で、鶴同士はもともと同じ1枚の紙でつながっています。
いちばん多くつながる連鶴は何羽ですか?
1枚の紙から2羽〜最高97羽までつながると紹介されています。97羽の作品は「百鶴」と呼ばれています。
子どもでも体験できますか?
桑名市の小中学校で折り方の指導が行われていると伝えられています。体験施設の対象年齢や受付方法は、各施設の公式案内でご確認ください。はさみを使うときは大人が見守りましょう。
参考にした情報
- 政府広報オンライン「Highlighting Japan」2021年12月号(連鶴の紹介):https://www.gov-online.go.jp/eng/publicity/book/hlj/html/202112/202112_06_jp.html
- Into JAPAN WARAKU「連鶴」の紹介記事:https://intojapanwaraku.com/rock/culture-rock/36771/
- FUN! JAPAN「桑名の千羽鶴」の紹介記事:https://www.fun-japan.jp/jp/articles/13921
- 三重県観光連盟 かんこうみえ「桑名市博物館」:https://www.kankomie.or.jp/spot/3149
スゴ技スクールでも、まず無料体験からできるよ。気になったら笹塚に遊びに来てね!
まずは無料体験から
土日開催・初心者OK・親子参加OKです。無料体験で、まず1コマ。
📅 空き枠から予約する💬 LINEで相談する無料体験は1人1回まで/予約後のキャンセルはできません(お休みの連絡は可能)