コースを見る
  1. 大道芸専門アカデミー
  2. 大道芸コラム
  3. コンタクトジャグリングとは

コンタクトジャグリングとは|初心者向けのボール選び・基本技・練習方法

公開日  大道芸専門アカデミー編集部

ボールが手のひらや腕の上をすべるように転がり、ときには空中に浮いて止まっているように見える――それがコンタクトジャグリングです。投げないジャグリングなので、静かで幻想的なショーが作れます。この記事では、コンタクトジャグリングの特徴、初心者のボール選び、最初に覚える基本技と練習方法、ショーに取り入れるコツまでを順番に紹介します。

コンタクトジャグリングとは

コンタクトジャグリングは、ボールを投げずに、体に「触れた(コンタクトした)」まま動かすジャグリングです。手のひら・指・手の甲・腕・肩などの上でボールを転がしたり、手の中でボールを動かさずに体のほうを動かしたりして、ボールが不思議な動きをしているように見せます。

ふつうのボールジャグリング(ジャグリング初心者の始め方で紹介している3ボールカスケードなど)は、投げてキャッチする「リズム」と「高さ」が見どころです。それに対してコンタクトジャグリングは、なめらかさと静けさが魅力。音楽に合わせてゆっくり見せる演目に向いています。

大きく分けると3つの系統

どれも「ボールを落とさない」ことより「ボールがどう見えるか」を大切にするのが特徴です。マイムの考え方とも近く、パントマイムの基本で紹介している「見えない壁」と同じように、止まっている点をはっきり見せる意識が役に立ちます。

初心者のボール選びと練習場所

コンタクトジャグリングというと、透明なアクリルボール(クリスタルボール)をイメージする人が多いと思います。光を反射してとてもきれいですが、重くて固いので、落としたときに床や足を傷つけたり、ボール自体に傷がついたりします。最初の1個は、練習用のボールから始めるのがおすすめです。

ボールの種類特徴向いている人
練習用ボール(ステージボールなど、中に重りや素材を詰めたもの)アクリルより軽いものが多く、落としても割れにくい・はずみにくいはじめての人、家で練習したい人
アクリルボール(透明)見た目が美しく、ショー向き。重くて固いので取り扱いに注意基本技に慣れてきた人、本番用
光るボール・蛍光色のボール暗い会場やブラックライトの演出で映える演出の幅を広げたい人

大きさは、手のひらに乗せて指で軽く包めるくらいが扱いやすい目安です。小さすぎると転がしにくく、大きすぎると重くて腕が疲れます。お店や商品によってサイズや重さの表記は異なるので、可能なら実際に手に乗せてから選びましょう。パームスピン用に同じボールを複数そろえる場合は、大きさと重さがそろったものを選ぶのが大切です。

コツ:練習はベッドや布団の上、ヨガマットを敷いた床の上など、落としても転がっていかない場所で行いましょう。階段の近くやガラス製品の近くは避けます。

最初に覚える基本技

1. パームロール(手のひらの上で転がす)

手のひらを上に向けて少しくぼませ、ボールを乗せます。手首と指をゆっくり動かして、ボールを手のひらの中で円を描くように転がします。ボールを目で追わず、手の感覚で位置をつかむ練習になります。右回り・左回り、両手でできるようにしましょう。

2. 手の甲へのロール

手のひらのボールを指先のほうへ転がし、手首を返しながら手の甲に乗せかえます。手の甲は平らなので、指を少し開いて「くぼみ」を作るとボールが安定します。手のひら→手の甲→手のひらと往復できたら合格です。

3. アイソレーションの基本

ボールを指先で軽く持ち、ボールの位置を空中の一点に固定したまま、手首や腕を回します。最初は鏡の前で、ボールの横に目印(壁のポスターの角など)を置き、ボールがその目印からずれないかを見ながら練習します。片手でボールを支え、もう片方の手でボールのまわりをなでるように動かすと、より「浮いている」ように見えます。

4. 2個のパームスピン

手のひらに2個のボールを乗せ、指を順番に動かしてボール同士を回転させます。慣れてきたら3個、4個と増やしていきます。個数が増えるほど見た目は華やかになりますが、まずは2個をゆっくり、止まらずに回し続けることを目標にしましょう。

上達するための練習方法

コンタクトジャグリングは、毎日少しずつ触ることがいちばんの近道です。長時間まとめて練習するより、短い時間をこまめにのほうが、手の感覚が育ちやすいと言われています。

目安の段階練習のテーマ
はじめの段階パームロール、手のひら⇔手の甲の往復を両手で
慣れてきたらアイソレーションで「止まって見える」時間を長くする
さらに慣れたら2個以上のパームスピン、腕を転がすボディロール
ショー準備音楽に合わせて技をつなげ、1〜3分の小作品にする

上達のスピードは人によって大きく異なります。期間よりも「昨日より少しなめらかになったか」を基準にすると続けやすくなります。

よくある失敗と直し方

失敗直し方
手のひらからボールが落ちる手のひらが平らになりすぎています。指を少し曲げてくぼみを作り、ボールの「通り道」を意識しましょう
アイソレーションでボールが揺れる手首だけで動かそうとしています。肘や肩もいっしょに使い、目印を置いて鏡で確認します
パームスピンが途中で止まる力が入りすぎています。指先でボールを押すのではなく、手のひら全体を小さく波打たせるイメージで
腕や手首が疲れる・痛くなるボールが重すぎるか、練習時間が長すぎる可能性があります。軽いボールに替え、こまめに休憩とストレッチを入れましょう
コツ:手首や肩に痛みが出たら無理をせず休みましょう。練習前後のストレッチは、パフォーマーの体幹トレーニングとストレッチも参考にしてください。

ショーに取り入れるコツ

コンタクトジャグリングは、投げる技のような「おお!」という驚きよりも、じっと見入ってしまう不思議さで魅せる芸です。ショーにするときは、次のポイントを意識しましょう。

一方で、独学だと「自分ではきれいに見えているつもり」になりやすいのも、コンタクトジャグリングの難しいところです。大道芸専門アカデミーでは、テレビや海外フェスティバルで活動する講師・ロボットのぞみが、週1回のオンライン授業(LINEビデオ通話)で一人一人の動きを見てアドバイスします。基本は毎週水曜20:00〜23:00で、相談次第で別の曜日にも変更できます。技の練習だけでなく、ショーの組み立て方や営業の方法、一人一人のゴールマップ作りまでサポートしています(成果を保証するものではありません)。気になる方はLINE公式から気軽にご相談ください。

プロに直接見てもらいながら、大道芸を学びませんか

大道芸専門アカデミーは、初心者から大道芸人・プロパフォーマーを目指せるスクールです。授業は週1回、LINEビデオ通話でオンライン受講(基本は水曜20:00〜23:00、ご相談次第で別の曜日も可)。仕事の紹介と営業リストまでお渡しします。