バルーンアートの始め方|必要な道具と最初に作る作品3つ
風船をひねって犬や花を作るバルーンアートは、大道芸やイベントで子どもから大人まで喜ばれる人気のパフォーマンスです。道具が少なく、家でも練習しやすいので、はじめての大道芸にもおすすめ。この記事では、必要な道具と基本のひねり方、最初に作りたい作品3つ、ショーにするコツまでを順番に紹介します。
バルーンアートとは?大道芸で人気の理由
バルーンアートは、細長い風船をひねったり組み合わせたりして、犬や花、剣などの形を作るパフォーマンスです。大道芸やイベント、子ども向けのお祭り、レストランでのテーブル回りなど、いろいろな場所で見かけます。
人気の理由は、目の前で形ができあがっていく楽しさと、作った作品をそのままプレゼントできることです。見ている人が「何ができるんだろう?」とワクワクしながら待ち、最後に受け取って笑顔になる。この流れが、それだけでひとつのショーになります。
また、道具が少なく、持ち運びもかんたんなので、はじめての大道芸として選ぶ人も多いジャンルです。ジャグリングやパントマイムと組み合わせて、ショーの最後にバルーンを配るパフォーマーもいます。
必要な道具をそろえよう
バルーンアートを始めるのに、高い道具はいりません。最初にそろえたいのは次の3つです。
1. ペンシルバルーン(260サイズ)
バルーンアートで使う細長い風船は「ペンシルバルーン」や「ツイストバルーン」と呼ばれます。いちばん基本になるのが「260」と呼ばれるサイズで、ふくらませると直径約2インチ・長さ約60インチになることからこの名前がついています。動物や花など、ほとんどの基本作品はこの260で作れます。
最初は、いろいろな色が入ったアソートのセットを買うと便利です。メーカーや品質によって割れやすさが違うので、慣れてきたら自分に合うものを探してみましょう。
2. ハンドポンプ
ペンシルバルーンは細いので、口でふくらませるのはとても大変です。手で押すタイプのハンドポンプを用意しましょう。両手で押し引きするタイプは、どちらの動きでも空気が入るので早くふくらませられます。外で大道芸をするなら、軽くて丈夫なものが向いています。
3. 持ち運び用のバッグやエプロン
練習のうちは不要ですが、人前で作るようになったら、バルーンをすぐ取り出せるポケット付きのエプロンやウエストポーチがあると、ショーのテンポがよくなります。
| 道具 | 選び方のポイント |
|---|---|
| ペンシルバルーン(260) | 最初はアソートセット。慣れたら品質で選ぶ |
| ハンドポンプ | 両方向で空気が入るタイプが早くて楽 |
| エプロン・ポーチ | 人前で作るときに、色をすぐ選べるもの |
まず覚えたい基本のひねり方
道具がそろったら、作品を作る前に「ふくらませ方」と「ひねり方」を覚えます。ここがしっかりできると、あとの作品づくりがぐっと楽になります。
ふくらませ方としっぽを残すこと
ポンプでふくらませるときは、先のほうを手のひら1つ分くらい残して止めます。この残した部分を「しっぽ」と呼びます。ひねると空気が先のほうへ移動するので、しっぽがないと途中でパンと割れてしまいます。作るものが複雑なほど、しっぽを長めに残すのが基本です。
ふくらませたら、口を指に巻きつけて輪を作り、その輪に口を通して結びます。最初は手間取りますが、くり返すうちに数秒でできるようになります。
基本ひねり(バブルを作る)
結び目の近くを片手で持ち、もう片方の手で少し先を持って、同じ方向に2〜3回ひねります。これでできるふくらみを「バブル」と呼びます。ひねった部分から手を離すと戻ってしまうので、次のひねりまでしっかり押さえておきましょう。
ロックツイスト(固定する)
バブルを2つ作り、その2つを並べて、つなぎ目同士をいっしょにひねると、手を離してもほどけなくなります。これが「ロックツイスト」です。犬の耳や足など、多くの作品はこの組み合わせでできています。
ピンチツイスト(耳ひねり)
小さなバブルを作り、そのバブルを指でつまんで根元ごとくるっと回すと、丸いポッチのような形になります。動物の耳や鼻、花のつぼみなどに使う技です。
最初に作りたい作品3つ
基本のひねり方を覚えたら、実際に作品を作ってみましょう。おすすめは、かんたんな順に次の3つです。
1. 剣(つるぎ)
いちばん最初の作品にぴったりです。結び目側に小さなバブルを作り、そのあとに輪を2つ作って「持ち手のつば」にします。残りがそのまま刀身になります。ひねる回数が少ないので、しっぽの残し方やロックツイストの練習になります。子どもたちに人気の作品です。
2. 犬
バルーンアートの定番中の定番です。鼻・耳・耳の3つのバブルをロックツイストで頭にし、首、前足2本、胴、後ろ足2本、しっぽの順にバブルを作っていきます。全体のバランスを見ながらバブルの長さをそろえるのがポイントです。犬が作れるようになると、キリンやうさぎなど、同じ作り方の応用で作れる動物が一気に増えます。
3. 花
花びらを輪で作り、茎と葉っぱを別のバルーンで作って組み合わせます。2本のバルーンを使うので、パーツを組み合わせる練習になります。色の組み合わせを変えるだけで印象が大きく変わるので、作っていて楽しい作品です。
| 作品 | 使う本数 | 身につくこと |
|---|---|---|
| 剣 | 1本 | しっぽの残し方・輪の作り方 |
| 犬 | 1本 | ロックツイスト・バランス |
| 花 | 2本 | パーツの組み合わせ・色選び |
はじめは時間がかかっても大丈夫です。同じ作品を何度も作り、手順を見ないで作れるようになるまでくり返しましょう。慣れてくると、話しながらでも手が動くようになります。
安全に楽しむための注意点
バルーンアートは楽しいパフォーマンスですが、人に渡すものなので安全への気配りが欠かせません。
- 割れたゴムの破片に注意:小さな子どもが割れた破片を口に入れると危険です。割れたらすぐに拾い、子どもに渡すときは保護者にもひとこと声をかけましょう。
- ゴムのアレルギー:天然ゴム(ラテックス)にアレルギーのある人もいます。イベントによっては事前に確認されることもあります。
- 顔の近くでひねらない:割れたときに目に当たらないよう、顔から少し離して作ります。
- 古いバルーンは使わない:劣化したバルーンは割れやすく、ショーの途中で割れが続くと流れが止まってしまいます。
バルーンアートをショーにするには
作品が作れるようになったら、次は「見せ方」を考えましょう。大道芸として見せるときは、作る技術と同じくらい、お客さんとのやりとりが大切です。
- 何ができるかクイズにする:「さて、これは何になるでしょう?」と問いかけながら作ると、待ち時間も楽しい時間になります。
- わざと失敗してみせる:犬を作るはずが変な形になる、などのお決まりの笑いを入れると、場がなごみます。
- お客さんを参加させる:ポンプを押してもらう、色を選んでもらうなど、ちょっとした参加でぐっと距離が縮まります。
- 大きな作品で締める:帽子や大きな動物など、何本も使う作品を最後に作ると、ショーの見せ場になります。
ほかの技と組み合わせるのもおすすめです。たとえばジャグリングで人を集めて、最後にバルーンを配る、という流れはよく使われます。また、バルーンアートはイベントやお店からの依頼も多いジャンルなので、仕事としての広がりもあります。どんな仕事があるかはパフォーマーの仕事の種類と取り方も参考にしてください。
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まずは1本のバルーンから。剣、犬、花と少しずつ作れるものを増やしていけば、きっと誰かを笑顔にできるパフォーマンスになります。
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