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ARTIST

レシートアート・芸術家
VIKI

レシートは、人それぞれの記憶の缶詰。

「WORLD ARTIST」インタビュー(2017年3月2日)

レシートアート作品VIKIの作品

なぜこのアートを始めようと思ったのですか?

僕が幼少期、母親代わりの祖母が入院して、コンビニ弁当が続いた時の話なんですが、当時はお弁当のラベルが感熱紙だったんですよ。レンジで温めるとじんわり黒くなったのを観て、大好きな祖母の入院と、もう二度と戻らない時間が重なって、感熱紙やレシートというものに興味を持ったのがキッカケです。

日本のレシートはほとんどが感熱紙で、それ自体が面白いというのもあるんですけど、レシートって人それぞれの記憶の缶詰みたいなものなんじゃないかなって思うんです。特に時間が如実に現れるものなんじゃないかなって。例えば、一生懸命溜めたお金を使った時間、当たり前のようにお昼はコンビニで済ませて忘れてしまう時間、特別な人と買い物や食事した時間など。それらは平気で“不要なレシート”として葬られてしまうことがほとんどです。それらにまた新たな価値や時間を与えたいと思ったんです。

時間が経てば、レシートの印字も見えなくなって記憶のように薄れてしまいます。しかし、それらが新しい形で目の前に現れたら、また新たな時間として残るんじゃないかなって思うんです。それがまた色褪せていったとしても、僕はそれは美しいと思う。

このアートで伝えたいことは?

大量生産、大量消費が当たり前のように流れていく平成の国。当たり前のように過ぎ去ってしまう時間を、いろいろな角度から感じ取って欲しいです。そしてまた新たな時間として見つめてみて欲しい。

今後の目標は?

いろんな国のレシート文化を覗いてみたり、普段自分じゃいかないようなお店などのレシートを手にしたいですね。それはまた新しい僕の時間ですから。そしてこのアートを通じて、たくさんの時間が繋がれば良いと思っています。あとは、滅多にみないような数字やデザイン、内容のレシート収集、そういったレシートコレクターみたいなことですね。

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